家族葬の事例紹介・実際の葬儀体験談、費用は?

結婚の報告ができました

東京に住む喪主様。佐久に住むお父様の葬儀のために久しぶりに帰省。

親戚のみのお葬儀でした。

霊柩車に乗ると、喪主様はポツリポツリと話し始めました。

お父様は北海道の出身で、佐久の景色が北海道に近くて好きだったことや亡くなる前にご自身が結婚を考えている相手をお父様に紹介できて嬉しかったこと等、お父様の事を思い出すようにお話してくださいました。

親に対して面と向かって話せない事って実はたくさんあるのではないでしょうか。

スタッフに話しているようで、実は自分自身に何かを納得させたかったのかもしれません。

火葬場までの短い時間ではありましたが、安心して気持ちを伝えていただけてとても嬉しく思いました。

1日葬/プラン24.8/参列者6人/


感謝し合えるご夫婦

施設で亡くなられ、ご自宅に戻られた奥様。

御主人のベッドの隣りにご安置させていただきました。ご主人様に「奥様のお近くへどうぞ」とお声がけをさせていただくと、ベッド柵に掴まりながらゆっくりと近づき、大きな手で合掌されていました。

そして、「実はつい最近、ばあさんが夢に出てきて”私は幸せでした。ありがとう”って私に話しかけて来たんですよ」と少しかすれた声でお話してくださいました。

感慨深く奥様を見つめた後、「長い間、ありがとう」と声をかけていました。

コロナ禍でずっと会えなかったけど、夢の中ではずっと繋がっていたのかもしれません。

長い年月、共に生きてきてお互いに感謝し合えるご夫婦に感動して目頭が熱くなりました。

火葬式/プラン14.8/自宅安置/故人様86歳


お父様の姿が思い浮かぶ音楽葬

故人様は画を描くことが趣味で、音楽に合わせて画を描きおろししていたこともあり、生前、自分の最期は音楽で送ってほしいとおっしゃっていました。

その方の娘さんより1本のお電話があり、故人様が亡くなられた知らせを受けました。

御自宅からつばさホールへ故人様の描いた絵画と電子ピアノを運び、故人様の願い通り音楽葬を行なうことになりました。

金額的なこともそうですが、親戚の方もほとんどおらず自分一人で手続きを進める事の負担が大きかったように感じました。

式が始まると娘さんは感情を抑えきれず泣き出していましたが、途中からその場にいた皆様と一緒に歌を唄い、笑顔で楽しまれ「お父さん、ありがとう」と感謝の言葉を伝えておられました。

娘さんは曲が始まったと同時に、お父様の姿が生き生きと浮かび上がってきて涙が溢れたのだと後で教えてました。

参加されていた方の中には音楽葬が初めての方もいましたが、故人様が描かれた絵画と音楽が一体となり目には見えない温かく優しいエネルギーに包まれました。

家族葬/プラン49.8/参列者11名/音楽葬/小田井ホール/故人様92歳


費用は押さえても、お花と一緒に温かく

75歳のお母さまのお葬儀。

入院費の支払いやご自身の生活のことを考えて、お葬式に多くのお金を掛けられないとのご相談でした。

お父様の時には家族葬で小さくやりたいとお願いしたのに、80万近く掛かってしまったとの事で葬儀社に対しても少し不信感のようなものも感じられました。

火葬までのお時間、一緒に付き添う時間もないとのことで9.8のプランをお勧めしました。

お話を進めていく中で、お花が好きだったとの事で棺の中にお花とお母様がいつも持っていたぬいぐるみやお洋服も入れて差し上げていました。

「金額的にも安心でき、母親のために自分が出来ることをしてあげれたのでとても満足しました」とお言葉を頂きました。

プラン9.8万円/火葬式/参列者:10人/

孫にあの世への旅立ちを伝える事ができました。


奥様お一人での打ち合わせ。
菩提寺はなく、火葬式のプランでした。
基本的なプランに自由に選べるオプションをお選びいただきました。

遺影写真はこれを使ってくださいとお持ちいただいたそのお顔には満面の笑みを浮かべてピースをしている素敵な写真でした。
「旅行の仕事をしていて、これは営業スマイルなんですよ」とおっしゃっていました。

想像していた金額よりも少しオーバーしてしまったのか、旅支度セットを迷われていましたが、お話する中で旅行の仕事をされていたご主人様への最期のプレゼントとしてつける事を選択されました。

お式当日、息子さん家族も参加されご家族にお手伝いいただきながらの旅支度。三途の川の渡し賃の六文銭や額につける天冠、スタッフが一つ一つの意味をお伝えしながら棺の中へと入れていきました。
後日、奥様がホールに来られお話を伺うと「あんなに丁寧に説明していただけると思わなくて感動しました。孫にも見せる事が出来て本当に良かった。最高の旅の支度をしてあげられて良かったです」と大変喜んでいただけました。

ご家族がその方のためにしてさし上げる旅のお仕度。
「ありがとう。バイバイ、またね」
お葬儀の一つ一つの儀式がご家族の心の整理に繋がっているなと感じたお葬儀でした。

プラン:火葬式/費用:22万/参列者:9人/故人様:72歳

自分の怪我よりも大切な人の最期

連絡があり、ご自宅へお迎えに行くと足首をギブスで固定された方がいらっしゃいました。その日は夜遅く、ホールに到着後倒れこむように休まれた喪主様。

次の日、お打ち合わせの中で喪主様が足を骨折して入院中に他の病院で入院していたご主人が危篤だと連絡が入った時のお話を聞かせていただきました。
ご主人と喪主様は歳の離れたご夫婦でしたがとても仲が良く、「なくなる時は自宅で」と話されていたそうです。
ご自身も骨折している中で、危篤と聞いて病院の先生に家に連れて帰る相談をし姪や訪問看護に協力してもらいご自宅でご主人を看取ることが出来たそうです。
そんな状態なので、ご自宅での葬儀は難しく宿泊ができるつばさを選んでくださったそうです。
ご自分の骨折だけでも大変な中、ご主人の事を第一に考えられ3日間滞りなくお葬儀を終える事ができました。
「この人の葬儀は私が送ってあげたかったの」
その一言でご夫婦の絆を感じる事ができました。
その後、49日の法要の際はすっかり足も治りお元気な姿で参列されていました。「あんな葬儀した人いないでしょ」と笑い飛ばしておられました。
人里離れた山の中にお住まいで、姪には近くに引っ越してきてほしいと言われているそうですが、しばらくは大好きなご主人と過ごした家でゆっくりしますとお話されていました。
家族葬/プラン49.8/参列者:10名/宿泊あり/佐久平ホール