お布施・菩提寺・お寺紹介について

お寺

お布施(僧侶へのお礼)

御布施=寺院・僧侶への御礼のこと。金額は、宗派やお勤め内容で異なります。お葬式費用の次にご相談が多い「御布施(おふせ)」 のこと。
御布施は、葬儀や法事・法要でのお勤めに対して、寺院・僧侶にお渡しするお礼のことを言います。御布施の本来の意味は3つあります。

財 施:ざいせ(金銭などの財を施す)
法 施:ほうせ(仏の教えを説く)
無畏施:むいせ(恐怖心を除き安心を与える)

古代インドのサンスクリット語では、「布施(財物を施す事)」を「檀那(ダーナ)」と言い、ここから特定の寺院へ布施をする家を 「檀家(だんか)=特定の寺院に所属して、経済的に支えるお家」と言われています。

反対に、寺院側を 「檀那寺(だんなでら)」または「“菩提(ボーディ)=死後の冥福を祈る” から、菩提寺(ぼだいじ)」と呼ばれています。

御布施は本来、“自分の持つものを見返りを求めずに喜んで差し出すもの” です。
その理由から、社会的地位や資産によって違いが生じ、明確な金額が定まっていません。葬儀において、お寺様(菩提寺)は法施をほどこし、ご遺族(檀家)はお礼として財施で応えるというのが本来の考え方です。

菩提寺(付き合いのあるお寺)がある方

菩提寺(ぼだいじ)=「先祖代々のお墓があるお寺」「昔から付き合いのある、葬儀や法要などをお勤めを依頼するお寺」 のことです。菩提寺がある場合、基本的にそのお寺の僧侶、住職に葬儀のお勤めをお願いします。
また、直葬や一日葬などの新しいお葬式をご希望の場合は、事前に了承が必要です。

注意:菩提寺がある方へ

菩提寺(お付き合いのあるお寺)がある方は、菩提寺への連絡が必要です。菩提寺を無視して葬儀を行うと寺院内墓地への納骨を断られる可能性もあります。

菩提寺が遠方にある場合

お寺

菩提寺が遠方の場合でも、葬儀後のトラブルを避けるために必ず連絡をしましょう。
菩提寺の僧侶(住職)が来られない場合、ご自宅や式場付近にある同じ宗派の寺院(僧侶)を紹介していただけるなど、何らかの指示をいただける場合があります。

「菩提寺の僧侶が葬儀に来ることが不可能な場合」また「お寺様とお付き合いのない方」には、ご希望に応じて僧侶(各宗派)をご紹介いたします。

御布施の平均金額(相場)〜佐久・小諸エリア〜

お葬式のお金のこと

平均金額:50~60万円

当社の経験上、佐久・小諸エリアの御布施の相場は【50~60万円程】です。

※地域、宗派、葬儀に参加する僧侶の人数によって差が大きいのですが、全国平均では約51万円(2010年日本消費者協会調べ)となっています。

内容は、『枕経・通夜・告別式・初七日法要(とくに希望すれば四十九日法要)まで(※戒名/法名料を含む)』が一般的です。ただし、戒名(法名)のランクや、院号の有無などにより振れ幅が大きいため<15万円〜100万円>具体的な金額については確認の必要があります。

また、1名でのお勤めか、2人以上になるかでも御布施の金額は変わってきます。上記は参考程度に御覧ください。

御布施の金額は、寺院により異なります。
またお通夜や繰り上げ法要について、別途料金(平均3万円)とするお寺もあります。戒名/法名は、一般的なもの(信士・信女/釋○○・釋尼○○)になります。「院号」などが付くと高額(別途費用が必要) になります。

御布施の他にお包みするもの(一例)

お車代: 交通費 / 1日あたり5千円ほどが一般的
お膳料 食事代 / 1日あたり5千円が一般的

御布施は、寺院により異なります

御布施の金額は、お寺や地域、戒名(法名)のランク、お寺とのお付き合いの度合いなどによって異なります。ほかに檀家さんは一律○○万円という場合もあります。
また普段から頻繁にお寺参りをされている方は、その都度少しずつお布施をされているので、葬儀では特別に御布施は必要ないという場合も稀にあります。

戒名/法名について

位牌

本来、戒名は生きている間に出家し、仏教徒となり授かるものです。
しかし、生前に戒名を授かる方は現代ではあまり多くありません。通常お亡くなりになった後に戒名を頂くことが一般的です。

※ 戒名のランク:【信士・信女】<【居士・大姉】<【大居士・清大姉】<【院号】
※ 浄土真宗の場合、戒名ではなく「法名(ほうみょう):釋○○、釋尼○○」
※ 日蓮宗の場合、戒名ではなく 「法号(ほうごう)」

御布施は、「お気持ち」でいいの?

喪主:「住職、この度はお世話になります。御布施はいくらほどお包みすれば?」
お寺:「御布施は、“お気持ち” で結構ですよ。」
喪主:「(お気持ちとは)……」

お気持ちで…」と言われると、非常に困りますね。
先にご説明したように、御布施には明確な金額提示(金額表)がありませんので、葬儀費用の中で最も悩む項目の1つです。

基本的に御布施の金額は、お寺や総代会などで決められているようです。
「御布施=遺族の考えるお礼」ですので、お寺様も伝えづらい状況もあると感じますが、遺族側としては明確に金額を提示してほしい。というのも本音だと思います。

金額はなるべくはっきりと尋ねましょう

菩提寺に葬儀でのお勤めの依頼する際、お伺いをたてましょう。
率直に質問することは決して失礼ではありません。ご近所の親族など同じ檀家さんに相談するのもオススメです。

■お寺様への聞き方(一例)
・「不勉強で、見当が付きません。他の檀家さんたちは、いくらほどご用意されていますでしょうか?」

・「以前、父の葬儀の際には、いくらほどお包みしたでしょうか?」

お坊さん(僧侶)のご紹介

本堂

寺院とお付き合いのない方へ、宗派・地域などご希望に合った寺院(僧侶)をご紹介いたします。
実際に本堂をお持ちの僧侶をご紹介いたしますので、葬儀後の法要・ご相談も対応可能です。

当社でご紹介するお寺様の御布施金額は定額ですので、ご安心ください。

※基本的に「お葬式だけ」のご紹介です。お葬式後に檀家(特定の寺院に所属し、経済的に支える家)になる必要はありません。ただし、ご希望があれば檀家になることや、その後の法要などについてもご相談するのもよいかと思います。

ご紹介のカタチと料金

  • 一般的なお葬式(通夜・炉前法要・葬儀式・初七日法要・戒名・お車料・お膳料)
  • 一日葬(炉前法要・葬儀式・初七日法要・戒名・お車料・お膳料):65,000円 ※戒名は20,000円〜
  • 直葬火葬式(炉前法要・戒名・お車料):35,000円 ※戒名は20,000円〜

定額お寺様紹介は下記をご参照ください

お寺お坊さん定額紹介

御布施についてよくあるご質問

Q.御布施の金額はいくら?
佐久・小諸地域の平均的な金額は50~60万円程ですが、寺院により異なります。当社ご紹介の場合、枕経・お通夜・告別式・初七日法要までを含めて、定額でご紹介しております。戒名料・お車代・お膳料も含みます。※直葬・1日葬をご希望の場合も承ります。

Q.直葬や1日葬の場合、御布施は安い?
ご家庭の状況などを考慮し、ご判断いただけると思います。特に直葬の場合、「出棺または火葬炉前での短時間読経」と「戒名/法名」のみですので、金額も抑えていただけると思います。葬儀のお勤めを依頼する際に、お寺様へご相談ください。

Q.御布施は、いつお渡しするの?
地域によっては葬儀後にお寺でお渡しすることもありますが、近年はセレモニーホールなどで葬儀式後にお渡しするカタチが一般的です。なお、当社でご紹介するお坊さんの場合、葬儀式開式前にお渡しするようにしております。具体的なタイミングは、状況を見て当社スタッフがお声掛けいたします。なお、ご紹介の際も御布施はお客様から直接お渡しいただき、当社を通す必要は一切ありません。

Q.御布施と戒名(法名)料は別ですか?
基本的に御布施の中に戒名(法名)料は含まれます。ただし、お寺によっては「院号」などの“位の高い戒名”が付くと別途分けてお納めすることもあるようです。

Q.戒名(法名)は、絶対に必要ですか?
菩提寺内のお墓へ納骨をする場合は、基本的に必要になります。戒名(法名)を頂かないと、納骨できないケースもあるようです。どうしても必要ないという方は、まずは菩提寺にご相談ください。菩提寺がない方や、お墓が宗教・宗派を問わない民営・公営墓地または納骨堂の場合、特に戒名を頂かなくても問題ありません。

Q.お車代・お膳料って?
お車代は葬儀式場までの交通費、お膳料は食事を同席されない場合にお渡しします。金額は、ともに1日あたり5千円が一般的です。御布施・お車代・お膳料は別々の袋に入れてお渡しします。最近では、お車代・お膳料も含めて御布施として1つの袋に入れてお渡しするケースが多く見られます。

Q.初七日法要のお勤めは、別料金?
最近では、葬儀と初七日法要のお勤めも含めて御布施とするケースが主流ですが、初七日法要分を別途とする寺院様もあります。平均3万円程です。

Q.菩提寺が遠方にある場合は?
必ず連絡されることをおすすめします。遠方でお越しいただけない場合でも、ご自宅に近い同じ宗派の寺院(僧侶)を紹介いただけたり、何かしらの指示をいただける場合もあります。

Q.葬儀式場までの車(ハイヤーなど)は、手配が必要?
基本的には、お寺様自ら自家用車などで式場までお越しいただけます。特に檀家内での決まり事や慣習などがなければ、気になさらなくても良いと思います。

  

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