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おくりびとからのメッセージ「ウォルト・ディズニーの遺言」

武田徹:今日は、私も大好きだったウォルト・ディズニーのお話なんだけど、遺言状ということなのね。

篠原憲文:そうですね。本日は有名人の遺言書ということで、人物としては、ウォルト・ディズニーさんが記された遺言について紹介したいと思いまして、この方と言えば、それこそ説明が必要ないぐらい世界的に有名な方で。

武田徹:凄いですよね。ディズニーランドなんてみんな行ってるんじゃないの?

篠原憲文:そうですよね。そのディズニーランドを造られたり、世界で最も有名なネズミのミッキーマウスの生みの親ですよね。

武田徹:そうなんだよね。

篠原憲文:この方、ウォルト・ディズニーさんという名前で知れていますが、これはペンネームなんですよね。

武田徹:本名じゃないんだ?

篠原憲文:本名は、ウォルター・イライアス・ディズニーさんというそうなのですが。

武田徹:ほぉ。

篠原憲文:ですが、日常的にもウォルトさんと呼ばれていたそうなんです。先程の話にもありましたが、ミッキーマウスの生みの親ということで、アニメーターでもあって、実に様々なことをされていたので、肩書が非常に難しいんですね。他にもテーマパークの企画、運営というのはプロデューサーであり、実業家でもありますし、有名な話ではミッキーマウスの声優もご本人がされていて。

武田徹:そうだったの?

篠原憲文:そうなんです。ミッキーマウスを調べていくと、とても不遇な時代に生まれたキャラクターで、キャラクターに命を吹き込む声と性格、それがウォルトさん本人であると言われていて。

武田徹:じゃあ、相当ミッキーマウスには肩入れがあったんだね。

篠原憲文:そうなんですよね。

武田徹:ガレージかなんかで作業していたらネズミが出てきて、それがきっかけになったなんていうのを、どこかで見たことあるよ。

篠原憲文:そうなんですよね。ミッキーマウスの生まれというのも、非常に色々なストーリーがあって、今日の遺言の話の中でも出てくるのですが。

武田徹:出てくるの?

篠原憲文:遺言というのはやはり、その人の生きた証とか人生訓というのが現れていますよね。その中で半生を少しご紹介しながら、遺言についてもご案内したいと思っておりますが。このウォルト・ディズニーさんは、輝かしい名声を手にして、エンターテイメントの世界では知らない人がいないというような方ですけれども、実は失敗が非常に沢山あるんですね。

武田徹:ほぉ。それは知りたいねぇ。失敗の山を。失敗は成功のもとだからね。

篠原憲文:やはり、後からその輝かしい成果を残されると、後の時代では知らないことも多いのですが、結構な失敗があって、会社も3社くらい潰しているんですね。

武田徹:潰しているんだ。

篠原憲文:時代背景としては、1901年の生まれで、66歳の時に亡くなられているそうで。

武田徹:まさに20世紀を生きた人だなぁ。

篠原憲文:そうですね。始まりの年から生まれになられて。第一次大戦の頃はいわゆる多感な青少年時代というのを送っていまして、陸軍に士官されて、後方支援の業務をやっていたという。その中でお父さんが工場の経営をしていたらしいのですが、それは嫌っていて、自分は絵の道に進むんだということで。

武田徹:なるほど。

篠原憲文:当時絵といえば、大衆的ではあるのですが新聞広告に漫画で時代を描くというのが流行りで、ウォルトさんもこれを望まれるのですが、当然無名ですから、新聞社に行っても中々仕事にありつけないという。

武田徹:大変だったんだろうね、売り込むのは。

篠原憲文:非常に今からでは想像できないぐらい極貧時代と言われていたそうで。

武田徹:ほぉ。

篠原憲文:本当に食うに困る生活をしていたと。このウォルトさんの転機になったのが、お兄さんのロイさんが非常に堅い仕事で、銀行員をされていて、色々と手を尽くしてそれなりに名の通った新聞社で広告を描かせてもらう仕事を見つけてきて、それからアニメーターとしての仕事が始まるのですが、契約が打ち切りになってしまったりして食いぶちがなくなってしまうということで、新聞広告をやっていたという実績を引っ提げてデザイン会社をつくるのですが、これも上手くいかなくて潰れてしまったりとかして、もうウォルトさんの20代というのは失敗の連続といいますか。

武田徹:でも大したものだね。次々とまたやるってところが。

篠原憲文:本当に大きな失敗が何度もあって、食うに困ったり苦しい中でも、また挑戦をするというのは、中々真似ができないことですけれども。実はミッキーマウスが生まれてくる前の、オズワルドというキャラクターがいまして。

武田徹:オズワルド?

篠原憲文:実はこのオズワルドというのは、非常に様々なサイドストーリーを持っているキャラクターで、当時アニメーションの世界で動きが加わり始める時代に、長年の相棒となるアイワークスさんという人と一緒にウォルトさんがアニメを作っていくのですが、見た目は少しミッキーマウスに似ていて、初めての商業キャラクターとして生まれて、実はこれが大成功するんですね。で、当時は自分たちで販売まで全部やるのは難しいので、大手のユニバーサルピクチャーズという会社と一緒に組んで、オズワルドというキャラクターで売っていくのですが、これが後のディズニーに大きな影響を与えるんです。キャラクターをつくったのはウォルトさんとアイワークスさんなのですが、会社の方に版権を奪われてしまうんですよね。

武田徹:ユニバーサルに奪われちゃうんだ。

篠原憲文:それ以降、一生懸命手塩に掛けて育てたオズワルドというキャラクター、更にそのキャラクターを作った会社も同時に失うんですよね。スタッフもみんな取られてしまって。

武田徹:へぇ。

篠原憲文:まあ、大いなる挫折をするのですが、その帰りの汽車の中で生まれてきたのがミッキーマウス。

武田徹:なるほどねぇ。

篠原憲文:このミッキーマウスがとても愛されるキャラクターとして育って、アニメの成功もあって非常に広大な敷地を使ったテーマパーク、ディズニーランドにも繋がるのですが。このミッキーマウスのストーリーを知らない人が意外と多いと思うのですが。

武田徹:知らないですね。

篠原憲文:ミッキーマウスは声がウォルトさん本人だったので、動きの部分をアイワークスさんがつけるのですが、ミッキーマウスが喋る言葉って非常にポジティブで、夢がある言葉だったり名言を沢山残していますし、沢山の失敗を重ねてそれでも挑戦するウォルトさん自身も沢山の名言を残しているのですが。例えば、ミッキーマウスの名言と言えば、当時チャップリンの影響もあったと思うのですが、自分を笑いものにすることとは自分を愛するということなんだよという言葉をアニメの中で喋っていたんですね。

武田徹:うん。

篠原憲文:あとは、やってしまったことは取り返しがつかないけれども、やらずにそのままになってるものはそのままにしてはいけないよ、とか、子供向けのアニメーションでも非常に考えさせられるような、含蓄があることを節々で言っているんですよね。

武田徹:言ってんだ、へぇ。

篠原憲文:で、この言葉をウォルトさん本人の声で伝える訳なんですよね。

武田徹:ここが凄いところだよなぁ。

篠原憲文:そうなんですよね。

武田徹:しかもミッキーマウスってさ、ネズミでしょ?嫌われ者なんだよ?

篠原憲文:そうなんですよね、除け者だったりするんですよね。そんな中で素敵な言葉をまさに中身の人、つまりウォルト本人が、コミカルな動きやその描写の中でそういう発言をするという。それが後に愛されていくキャラクターになっていくという。

武田徹:このミッキーマウス、ネズミを主人公にするという。今ではゴキブリを主人公にするようなものだよ?

篠原憲文:仰る通りでございます。まあ、ネズミといえば不衛生なイメージがありますよね。

武田徹:感染症とかあるじゃない。

篠原憲文:まあ除け者であった訳なのですが、それにはもしかしたら自分のそういった生活、下積み時代が長い方ですから、そういったこともあったのかもしれないのですが、ウォルトさんは、こうした版権やお金に悩まされても下を向かずにやっていこうという中で、キャラクターに命を吹き込んで大きな共感を得たり、テレビ全盛の時代に入ってくるので。

武田徹:そうだ。時代もよかったね。

篠原憲文:まあ追い風という意味では。

武田徹:そうだよな。

篠原憲文:演出家としても非常に優れていて、テレビの中で効果的に広告を打ったりしながら大きく成長させていって、その中でやはり転機になったのがウォルトディズニーワールドリゾートといって、フロリダのど真ん中に、当時で言ったら真新しい豪華ホテルにエンターテイメントの遊園地という。変な話ですが、昔は遊園地といえば子供が遊ぶところで、ウォルトさん自身も2人娘がいるのですが、よく一緒に動物園や遊園地に行っていて、子供は楽しそうにメリーゴーランドに乗っているけど、自分はピーナツだけ食べていて、なんか家族みんなで楽しめる所にならないかということで、ディズニーランドというのはファミリーエンターテイメントというものを追求するということを掲げているのですが。つまり子供も大人もみんなが楽しめる場所にしたいということなんですね。このワールドリゾートは、ウォルトさんの本当の夢だったそうなんですが、この完成前に亡くなられてしまっているんですよね。

武田徹:完成前に亡くなってしまったんですね。

篠原憲文:一番最初に手掛けたのは、カリフォルニアアナハイムのディズニーランド。その集大成として手掛けていたワールドリゾート。これは完成を見ずに亡くなってしまった。ただ、ご本人も凄い名言を残して、これは今ディズニーの関連で働いている人たちへの、まさに遺言として語り継がれてるものなのですが、ディズニーランドが完成することはないと。

武田徹:ほぉ。完成することはない?意味することはなんとなく分かるな。

篠原憲文:想像力がある限りは進化し続けるということを言っていて。

武田徹:なるほどなぁ。

篠原憲文:ディズニーランドって実は工事大国といいますか、ずっと工事し続けることで有名なんですが。

武田徹:常にコンストラクションだな。

篠原憲文:常に何か工事している。これはなぜなのかというと、実はそういうDNAなんですよね。まあ、ウォルト・ディズニーさんは斯様な訳で、ディズニーランドを作るスタッフの方にも様々な言葉も名言も残しているのですが、今日一番お伝えしたいのは、家族に対して何を残したのか。

武田徹:これですね、聞きたいですね。

篠原憲文:これは直訳なのですが、私はリリアンディズニーと結婚し、子供はダイアンとシャロンの2人の娘しかいないことを言明する。私は奥さんがこの人で、子供はこの人しかいないと。ここから始まるんですね。また、全ての有形資産、また版権の維持会社というのもあるのですが、これらを妻に譲ると。

武田徹:妻に譲ると。

篠原憲文:そうですね。一番最後に締めくくるところで、遺言書で規定している以外に私の子であると主張するものが出てきたとしても、私の意思と知識により、いずれの相続人にも遺産を残すことはないと。

武田徹:いたんかね?他所に子供が。

篠原憲文:少し人生を振り返っていくと、肺癌で亡くなられているのですが、これはタバコの吸いすぎじゃないかと言われていて、他にも朝食にドーナツ2個をお気に入りのウイスキーに浸して食べるのが好きだったそうで、これはお酒がいかに好きだったかというストーリーとして語り継がれてるのですが、お酒やタバコを少し嗜みすぎていたという話があったりして。実はウォルトさんは本当に節目節目に家族の愛情に支えられて生きているんですね。これは路頭に迷っている中で、お兄さんが新聞広告の仕事を見つけてきてくれたこともそうですし、先程のオズワルドというキャラクターを作った。

武田徹:仲間ですな。

篠原憲文:仲間と作ったのですが、実はお兄さんと一緒にハリウッドに会社を造った、その会社で手掛けているんですね。で、奥さんのリリアンさんという方は、40年に渡ってウォルトさんの仕事を支えてきていまして、ウォルトさん自身も、娘を本当に溺愛していて、その中で遊園地を作るきっかけがあった訳ですが。本当に家族愛に溢れた方で。

武田徹:そうですね。

篠原憲文:そしてディズニーと言えば、今日的にも会社のDNAとして版権の管理がガッチガチで。

武田徹:ガッチガチなんだ。

篠原憲文:今日的にもキャラクターを作るというのは、年数も決められて、使い方、シチュエーションまで取り決められているのですが。これはつまりウォルト・ディズニーという会社に刻まれたDNAなんですよね。

武田徹:自分の失敗、つまりユニバーサルに取られたということが相当なショックと共に、後のいい教訓になっているということですよね。

篠原憲文:そうなんですよね。最後、会社向けには様々な名言を遺言として残していて、先程のディズニーランドに完成はないとか、あとは清潔さについて、実は様々な角度から言及しているんですよね。清掃員というのはエンターテイメントであるというようなところから、様々な掃除についてのことが言われているんですね。

武田徹:つまり、清掃?

篠原憲文:清掃ですね。

武田徹:そこまで言ってるの?

篠原憲文:掃除についての名言が多いんですよね。

武田徹:面白いもんだね。

篠原憲文:で、最終子供にはとにかく愛情と、揺るがない引き継ぎ方としての派遣会社として、そういう仕組を作って。遺言の執行も、弁護士とユナイテッドカルフォルニア銀行というところに遺言執行者を頼んで、厳密に子供たちに残したと。なんといいますか、生きた半生そのままに全ての人に愛情ということでしてきた方ということで。

武田徹:素晴らしい。ということはトラブルは多分起きないでしょうな。

篠原憲文:遺言のときには非常によく作られた仕組みの中で引き継がれたということですね。

武田徹:だから自分の人生の失敗したことを全部その遺言に入れて、そういうことが次の世代にないようにということをしっかりとやった人なんだな。

篠原憲文:そうですね。立つ鳥どころか大きなギフトを残していったんですよね。

武田徹:色々知りました。私もウォルト・ディズニーの映画はいっぱい見たからね。本日はありがとうございました。

篠原憲文:ありがとうございました。

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