0120-123-300
【自宅を使わないお葬式専門】

おくりびとからのメッセージ  ~政治と健康~

SBCラジオ「武田徹のつれづれ散歩道」内で「おくりびとからのメッセージ」レギュラーコーナーを担当。

武田徹: おくりびとからのメッセージ。
今日のゲスト、つばさ公益社、篠原憲文さん。よろしくお願いします。

篠原憲文: よろしくお願いします。


武田徹: もう今年は特に寒い冬でありまして、その前もちょっと申したんですが、冬は本当に亡くなる方も多ございますなぁ。


篠原憲文: 本当ですね。この2月もですね、例年2月1月はわりかし多いようなんですね。統計上も2月は少し減ったりするようなんですが、亡くなる方が多かった気がします。

武田徹: つばさ公益社も発足して間もなくでございますけれども、なにかお知らせがあるそうですね。

篠原憲文: そうですね。昨年末12月につばさホールというホールが佐久市の方にできたんですけれども、オープンからもうすぐ2カ月ってところなんですが、実は非常に大きな反響をいただいてまして。

武田徹: ありがたいねぇ。

篠原憲文: ホントですね、ありがたくて。
私共がね、自宅を使わないお葬式を専門的に提供する施設ってことでオープンしたんですが、その中で定額のお葬式という、これ以上いただきませんよ、というお葬式で158,000円とか198,000円とかですね。
それと、総額のお葬式といって、ご家族参列の方、まあ10名なんですけれども、お食事引き出物から火葬場のご利用から霊柩車から全部入っていてということですが、それで298,000円とか398,000円。
こういう定額商品ってのをですね、取り扱いしてスタートしたんですが、非常に多くの反響をいただいておりまして、なんというかありがたいことでですね、必要として下さる方が沢山いらっしゃるという感じだったんですね。

武田徹:これからね、団塊世代の皆さん方、皆ご高齢化するでしょう。
ご商売をやっている方は大掛かりな葬儀も必要かもしれないけどねえ、そうじゃない個人はねえ、本当にねえ、こぢんまりとした、しかしいい葬儀をやりたいというのは凄く私は需要あると思いますよ。

篠原憲文: そうですね。なんていうか非常にご期待が大きいんだなというのが、お問い合わせ沢山寄せられていて感じてまして、より良いサービスを提供していきたいなと。
ちょっとそんなとこで少し忙しく過ごさせていただいたんですが、ちょっと先程、終活についてのね、話お便りでこう、なんですか、写真を撮られて山でと。

武田徹:遺影を。

篠原憲文: この終活でちょうど話出てきたんであれなんですけど、知ってるとか聞いたことがあるって人は年々増えてるんですけども、実際そこに対して準備してる人っていうのは、実はまだまだ少なくて。

武田徹: だと思います。

篠原憲文: 一番新しい調査を昨年末行って、調査でもですね、実際に行動しているって人はやっぱり10%前後ぐらいで、知ってても10人に1人が何かするかなぁぐらいらしいんですね。
ちなみに終活で実際にやったことをお伺いしたアンケートがあってですね、第1位がその、持ち物整理なんだそうです。

武田徹: まあ断捨離なんていう言葉も流行ってるぐらいだからね。

篠原憲文: そうですね。やはり気にされて身の回りを綺麗にするということですね。 そして実際にやったことの2位が、エンディングノートを買うっていうことをされたそうなんですけれども、同時に行われてるアンケートで、終活を始めて専門家に聞きたいことっていうアンケートの1位が、エンディングノートのまとめ方っていうのが挙がっていたんですけれども。やはりどうもそれを書けば自分の意思がね、家族に伝えられるんじゃないかってことなんですけれども、実際に書き始めてみると実に色んなことを、ケアしないといけないとか出てきて、介護の面だとか、もしくはまた相続の面だとか、他にもですね。これをどうやってまとめたらいいんだろうと、いろんな知識が必要になるようなことがあるってことだと思うんですね。
あと、わりかし専門家に聞きたいことで、意外と皆さん悩んでらっしゃるのは、2つ目に片付け方。というのは、要はどこまで片付けていいかという所もお悩みの種のようです。
あと、もうちょっと最後でご紹介したいのは、死ぬまでにしたいことアンケートがあったんですけれど、1つ目はね、やっぱり生きてる内に持ち物の整理をしたいと、2つ目がですね、身近な人と楽しい思い出を作りたい。

武田徹: いいねえ、本当にそうだと思いますよ。

篠原憲文: やっぱりその元気なうち、健康なうちに大切な人とね。

武田徹: もう一度会いたいとなるじゃないですか。
やや遠くの人ともね、無理してちょっと1泊2日の旅をして、旧交を温めてこれが最後かもしれないみたいな挨拶したいっていう人、私だっているよ、結構。

篠原憲文: そうですよね。やっぱりだんだんその、いつまで自分の寿命ってのはあるんだろうって意識すると、やっぱりね、そういう時間の過ごし方したいと思うんですよね。
あと、3位は旅行したいということだったんですが、是非ね、色々皆さんもお出かけになってみたら、きっと楽しいと思うんですね。いいんじゃないかというところだったんですが。
それで今日のテーマはですね、政治と健康というテーマでちょっとお話したいなと思ってまして、ドイツの病理学者の方で、割と政治と健康ってちょっと関係が無さそうに思うんですけれども、「政治とは大規模な医療に他ならない」。

武田徹: おもしろいこと言ってるねえ。政治とは大規模な医療に他ならないと。

篠原憲文: そうですね、政治とは医療であるというような言葉を残してらっしゃる方が居てですね。なかなか何だろうってところもあるんですけれども、例えばなんですけど、WHO。

武田徹: はい、ありますよね、世界保健機関か。

篠原憲文: ござますよね。ここの定義している健康とは何かという所があるんですが、健康とは身体的・精神的そして社会的に完全に良好な状態であり、単に病気あるいは虚弱であるということではないということではないんですね。つまり健康っていうのは、心も体もそして社会的にも良好的な状態を指すと言ってるんですけれども、意外とね、社会的という要素が、結構これは昔から健康的という言葉に入ってるそうなんですけれども。
健康にはこう社会的な決定の要因があるというんですね。何となくちょっとイメージが付きづらいので。

武田徹: 具体的にはねえ。

篠原憲文: そうですね。これを紹介するにはとてもわかりやすい寓話がありまして、これはカナダの公衆衛生機関でよく話されている寓話なんですが、「どうしてジャクソンは病院にいるの?」という短い話があるんですね。

「どうして ジャクソン は病院にいるの?」
「それは彼が足にひどい感染を起こしたからだよ。」
「どうして ジャクソン は足に悪い病気があるの?」
「それは彼が足を切ってそこから感染したんだよ。」
「どうして時その足を切ってしまったの?」
「それは彼がアパートの隣の廃品置き場で遊んでいたから、そこには尖ったギザギザの鉄くずがあったからなんだよ。」
「どうして ジャクソン は廃品置き場で遊んでいたの?」
「それは彼が荒れ果てた所に住んでいるからだよ、そこの子供たちはそんな場所で遊ぶし、誰も監督していないんだ。」
「どうしてそういう所に住んでいたの?」
「それはね、彼の両親がもっといいところに住む余裕がないからさ。」
「どうしてもっといいとこに住む余裕がないの?」
「それは彼のお父さんが仕事がなくて、お母さんが病気だからね。」
「お父さんに仕事がないってどうして?」
「それは彼のお父さんはあまり教育を受けていないんだ。それで仕事が見つからないんだ。」

という、まあここまでが一旦のその寓話なんですが。

武田徹: なるほど。

篠原憲文: いかにしてその健康が環境に依存してくるかという、そしてその社会構造とか政治がいかにその健康に影響を与えるかという、そこを説明する短いお話しなんですけれども。
裕福でですね、民の分布が公平な社会という、そういうところに住んでる人たちってのは概ね健康だというんですね。ただ、どのような社会においても、社会的な地位が低かったりすると、平均寿命が短くなったり、疫病が蔓延することがあるみたいですね。

篠原憲文: 1つちょっと極端な例かもしれないんですが、先進国においても例えば、ホームレスという家がないという状況に置かれている人たちっていうのは、そうでない人に比べて40倍も死亡リスクが高いと言われるんですね。
ですので、健康といった時に体の健康や心の健康ってのは、もうこれまでもずっとこちらのね、番組でも取り上げているんですが、社会的な健康状態という、ここもやはり整って初めていわゆる健康な状態になるということなんですね。

武田徹: なるほどねぇ。
今のお話し聞いていて、昔はね、その貧困というのが一番の大きな問題、もちろん今の日本でもね、格差の問題とかあってさ、貧困もあるんだけれども、今聞いていて日本もずいぶん違う社会になりつつあるなと。食い過ぎで健康を壊す人がもの凄く多いんだよ。

篠原憲文:そうですね。

武田徹: これはねえ、ホント困った問題だね。

篠原憲文: でもなかなか一度上がった基準が下がらないとかで、若い頃どうしてもその習慣が、みたいのありますよね。あと逆に、貧困がどうしても高カロリーな物を摂りやすい生活になるんですね。

武田徹: それがあるんですね。アメリカで出ていて、その貧困層というのはしょっちゅう近くのね、コンビニだとかそうところでしか食事できないと、非常に栄養バランスが良くなくて肥っちゃって、それで貧困の方が太っちゃうっていう奇妙な現象が起きてるって話も聞いてますねえ。

篠原憲文: そうですよね。ある意味で肥満なんていうのは裕福な象徴だったと思うんですね。

武田徹: 今逆なんだよね。

篠原憲文: そうですよね。なんていうか、ある意味ではそういう方たちは、とてもその健康というところからは非常に遠いところにもしかしたらいるかもしれないんですけれども、健康ってのが非常に実は得難いもので、その自分の努力によってだけでない部分もね、大いにあってと。その中で自分にとってその社会的な健康をどうやったらその維持できるのか、みたいなところでいくと、その健康の決定要因でですね、その社会的な健康を保つとても大事な要素の1つに、社会との繋がり・接点というのがありまして。

武田徹: そうだね。

篠原憲文: やはりやってこれはいくつになってもやはりどこかに所属していて、誰かの役に立っていて、そして自分としては目的を持って生きられるという、これがあの、自分の社会性を保つとか健康でいるってとても大事なようなんですね。

武田徹: これは高齢化社会では非常に重要なポイントだろうね。

篠原憲文: そうですね。

武田徹: いかにしてお年を召されても社会ともつながりを密接に持つことができるかどうかによって、自分の健康の度合いが変わってくるってことだよね。

篠原憲文: このですね、大いにその健康寿命に社会との関わりってのが関係してるそうなんですね。その意味ではあと教育をね、教育ってのもとてもこの社会的な健康にいいらしいので、ある意味でその生涯学習というね、いろんなとこに出かけて行って同じような仲間たちと勉強するというこれが実は凄くね、複合的に良い効果がありそうだということですね。

武田徹: ラジオをお聞きの皆さんもねえ、ラジオを聞くのもいいんです。そして外に出ましょう。

篠原憲文: そうですね。

武田徹: そうしていろんな方とお会いして話をすると。これも非常に健康に繋がることですからやって欲しいね。

篠原憲文: そうですね。ぜひとも外へ出かけて色んな交流を深めていくっていいんじゃないかと思いますね。

武田徹: 今日はつばさ公益社の篠原憲文さん、難しく言うと政治と健康でそういったお話しをしていただきまして、ありがとうございました。

篠原憲文: ありがとうございました。

武田徹: おくりびとからのメッセージお送りしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です