お葬式の流れ③~お通夜

通夜の準備

大きくわけて3つの準備が必要です。

①供花・供物の配置

供花・供物が届いたら、祭壇の中心に近い方から喪主、遺族、親族、友人・知人、会社・仕事関係の順に並べます。供花・供物の贈り主は記録しておきます。

②通夜振る舞いの準備

 

 

本来は肉・魚を用いない精進料理ですが、現代では特に気にする人は少ないようです。

弔問へのお礼として弔問客へ食事を出すことを通夜振る舞いと言います。葬儀社と打ち合わせをしてメニューと数を決めておきます。弔問客数が多かった場合に追加対応できるかどうか葬儀社に確認しておくとよいでしょう。

注意点としては、地域によっては通夜振る舞いの風習が無かったり、薄れてきているところもあります。

 

③返礼品の準備

 

 

 

 

 

 

 

返礼品は3つに分類されます。

  1. 会葬返礼品 … 香典の有無にかかわらず弔問客全員に渡す返礼品(お茶、コーヒーなど)
  2. 通夜返礼品 … 通夜振る舞いに出席せずに帰る人への返礼品 =通夜振る舞いの代わり
  3. 香典返し … 香典をもらった人にお礼として渡す返礼品 ※即日返しの場合

本来は区別がありましたが、最近では1・2の区別が薄れ、会葬者全員に同じ返礼品を会葬礼状とともに渡すことが多くなっています。3の香典返しは四十九日法要が終わった忌明けに「後返し」で贈っていましたが、現在は当日に渡す「即日返し」も増えてきているようですが、受け取った金額によって返礼品の額も変わるので数種類用意しておく必要があります。

僧侶へのお布施は葬儀の時にまとめて渡すことが多くなっているようです。僧侶自らが来場したときに渡すお車代、通夜振る舞いを欠席したら渡す御膳料などがいる場合もありますが、これも葬儀後にまとめて払うことが多いです。お布施を渡すタイミングはつばさにご相談ください。

僧侶のお迎え

僧侶が通夜会場にどうやって来るかを確認しておきます。僧侶自らが自家用車等で来場するのか、誰かが送迎するのか、ハイヤーを手配するのかを決めます。僧侶が到着したら喪主が挨拶して、葬儀社とともに葬儀の進行を確認します。

重要なのは地域・家によって通夜の意味合いが異なる点です。今では告別式に弔問せずに、通夜にのみ弔問する人が増えた為、会葬返礼品と通夜返礼品の区別がなくなっていることもあります。通夜にはごく親しい人だけが出席し、一般の人は告別式で弔問するという昔ながらの風習が残っているところもあり、結局は自分の開く通夜式がどのような形式なのかを地域性、家系の風習などを確認してみましょう。

通夜式

通夜開式

通夜の定刻になると僧侶が入場し通夜式が始まります。

 

読経・焼香・法話

僧侶による読経がはじまり、読経の途中に僧侶または司会者による案内で焼香を行います。一般的には祭壇の前に移動し立って焼香をする「立礼焼香」が一般的ですが、畳などの場合は立たずに膝で移動する「座礼焼香」、また自宅などで多いのが香炉を回して焼香をする「回し焼香」もあります。

読経の後、僧侶が法話・説法を行うことがあります。法話・説法の最中には焼香ができない場合があるので、僧侶の指示に従い、法話が終わって僧侶が退場した後に焼香を行います。

通夜挨拶

喪主が通夜挨拶を行うことがあります。弔問のお礼と葬儀・告別式の日程を手短に話し、通夜振る舞いの席へ誘います。通夜式は葬儀社と僧侶が主導するので、ご不安にならずとも大丈夫です。

通夜式後

通夜振る舞い

参列者へのお礼として遺族が僧侶や会葬者を接待します。弔問者が帰宅される際に返礼品を渡します。

灯明・線香を絶やさないのが習わしだが、無理はしない

通夜の晩は、灯明・線香を絶やさないのが習わしですが、斎場では消防法の関係で夜間に火を扱うことが禁じられている事が多いです。翌日の葬儀に向けて無理をせず体を休めましょう。つばさでは、家族室にベッドルームをご用意し、仮眠してお疲れをとっていただいたり、遠方のかたや最後に故人とお過ごしになられたい方はご宿泊もして頂けます。自宅葬でろうそくを使う場合は、火の元に十分注意する必要があります。

基本的には葬儀社と相談しながら進めていくことになりますが、確認すべきことは通夜振る舞いを用意するのかとか、お車代や御膳料など僧侶への支払いは葬儀のときにまとめて払うのか、その都度払うのかなどの地域や家ごとに違ってくる部分について確認しておくと良いと思います。
以後の葬儀や法要にも言えることですが、家族・親戚・葬儀社との相談が大事です。故人にとっても、遺族にとっても、後悔のない、あたたかなお別れができますように、つばさがお手伝いさせて頂きます。

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