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おくりびとからのメッセージ  ~タンス預金~

SBCラジオ「武田徹のつれづれ散歩道」内で「おくりびとからのメッセージ」レギュラーコーナーを担当。

武田徹: おくりびとからのメッセージ。
さ、いつものようにつばさ公益社、篠原憲文さんです。よろしくお願いいたします。

篠原憲文: よろしくお願いします。

武田徹: いやぁ、お天気があまり冴えませんけれどもねえ。

篠原憲文: そうですねここのところちょっと、はい。

武田徹: さあ、皆さんタンス預金はいくらありますか。今日は「タンス預金」のお話。

篠原憲文: そうですね。

武田徹: まあ金利が低いから銀行に預けてもお金増えない。
だったらタンス預金にしようかという方多いんじゃないかね。

篠原憲文: 本当ですね。
一頃1980年代ですかね、7年ぐらい銀行に貯金を預けていると複利で倍になったなんていう時代があったようなんですね。

武田徹: 7年で倍かねえ。

篠原憲文: そうですね、6、7%という金利の時代のようなんですが、現在でいくと良くて0.1%とかですから、そうすると720年かからないと倍にならないんですね。

武田徹: なるほどねえ。

篠原憲文: まあそういう時代になってますけれども。
今日は意外と知らないその、タンス預金の世界ということで、タンス預金、言葉ではねタンスですけど、お家の中で要は保管、管理してる現金ですね。

武田徹: 今タンスあるお宅、それでも多いか。

篠原憲文: まあそうですね、色んな形にはなりましたけれど、例えば金庫や床下に隠しますなんていうこれもみんなタンス預金。
で、このですね、タンス預金が急増しているというのが昨今のニュースでも目にするようになってきたところなんですが、実は2016年に日本銀行が調査をまとめて報告をしたところによりますと、いわゆるですね、タンス預金が78兆円ほど。

武田徹: 78兆円。

篠原憲文: そうですね、国内にあると言われてまして。

武田徹: 本来ならこれ、流通しなきゃいけないお金なんだけどねえ。

篠原憲文: そうですね。貯めてしまう心理ってのは多いんですよ、理解できるところではあるんですけど。

武田徹: 分かりますよ、これも。

篠原憲文: ただ今のね、マイナス金利みたいなところもあると思いますし、それから2015年以降ですね、特にその増加ペースが上がっていると言われてまして。
と、言いますのも2015年にあったこととして、その相続税の改正という随分ね、相続税が上がったというところと、それから2016年にはマイナンバーが導入された。

武田徹: ああそうだね、うん。

篠原憲文: こうやって預金なんかこう、紐付けされてしまうと場合によって不利になるんじゃないかっていう気持ちがね、働いて。

武田徹: 確かにあるよ。銀行なんかにさあ、貯めておくと、数字でちゃんと証拠が残っちゃうからね。

篠原憲文: そうですね。

武田徹: このタンス預金は誰も知らないから、そのまんまじゃあ、これ孫にやっちゃおったって分からんからね、俺は。

篠原憲文: 追いかけられないっていうか、分からないんですよね。

武田徹: 相続税逃れ。あるなあこれは。

篠原憲文: で、そういったお金が今国内にはですね、78兆円位あるんだと言われている訳なんですが。

武田徹: 凄いねこれ。

篠原憲文: 実はですね、タンス預金が増えたと見られる2015年以降にですね、家庭用の金庫っていうのが、売れに売れているというニュースがこう、話題になったんですよね。

武田徹: うーん。

篠原憲文:実際の2016年に1万円札がですね、例年よりも1兆8千億円分増刷されたという。

武田徹: そういうことですか。

篠原憲文:ですので支柱資金がですね、こう。

武田徹: 少なくなっちゃったんだ。

篠原憲文:少なくなった。そのぐらいのインパクトがあったんですね、そのマイナンバーと相続税というのはですね。

武田徹: なるほどね。

篠原憲文:で、合わせてちょっと伝えたいところで、タンス預金が増えるに従って、毎年増えてるものがある。
これが実は現金遺失物。落とし物も現金なんですね。

武田徹: 分かるような気がするよ。大体貯める人はお年寄りだから忘れちゃうんだなぁ。

篠原憲文:そうなんですよ。
入れておいたんだけども例えば、見つからずに誰にも分からずにゴミとして捨ててしまって、それが出てくるっていうのが、最近の実はニュースとして非常に多いんですね。

武田徹: ゴミもしっかり見ないといけないねえ。

篠原憲文:本当にそうなんですね。
と、いいますのが、これは警視庁による現金の落とし物の調査というのがございまして、ちなみに2016年1年間で全国で177億円ほど現金遺失物があったと。

武田徹: 177億かね。

篠原憲文:177億円ですね。

武田徹: 大変な額だよこれね。

篠原憲文:大変な額ですし、この2016年だけ多かった訳ではなくて、実は直近5年遡って見ましても毎年ですね、150億円以上が落とし物として言えるんですね。

武田徹: なるほど、これ現金で出るの。

篠原憲文:現金ですね、はい。
宝くじ7億円からするとですね、実はそのゴミに目を傾けた方がいいんじゃないかというぐらい、実はその落とし物として現金が出ていると。

武田徹: ということは、日本人は真面目ですね。届けるんだよ、これ。

篠原憲文:その通りなんです。

武田徹: 届けてない分含めたら大変だよね。

篠原憲文:仰る通りですね、そうなんです。
届け出が出て、警察庁、警視庁の方で把握してるだけで、これだけあるということなんですよね。

武田徹: 200ぐらいあるんじゃないの、本当は。
可能性としては。もっとあるかもしれないね。

篠原憲文:あるかもしれないですね。昔はですね、覚えてますかね、竹やぶに2億円の落とし物があった。

武田徹: なんかあったなあ、そういう事件ありましたね。

篠原憲文:ありましたよね。
1990年代から2000年にかけてというのは、いわゆるその、表に出せないようなお金みたいなところで話題になったことがあったんですが、近年はそのステージが変わって、どちらかというとゴミ処理場に出てくるという、正にその家族が知らないで捨ててしまったそのタンスの中や、様々な家具の中、もしくは自宅なんかをですね、こう解体するっていうかね、もうその実家の方見れないからお家をちょっと解体するんだ、というときに出てくるんですね。
ということで、いわゆる現金が出てくる場所ってのは変わってきたんですが、やはりその原因として辿っていくと昨今のですね、核家族化といいますか、親と子供が一緒に住んでいないことによって、伝えられないでいるケースだとかもしくは高齢になるに従って外出を躊躇うようになってですね、自宅にタンス預金というかちょっと手元に置いておきたいんで、という。で、高齢の方の、1つ特徴としてですね、銀行等で、一度で沢山の現金を引きおろすってのが特徴としてあるようなんですが。

武田徹: うん。

篠原憲文:こうしたものがですね巡り巡ってその、発見されない。

武田徹: なるほど。

篠原憲文:というのが最近のニュースですね。

武田徹: いや、お年寄りの皆さんも昔みたいに家がしっかりしていてね、次世代の人が自分の面倒ちゃんと見てくれるという保証がある。
そんな心配全くなかった頃はそれほどタンス預金やる必要ないけどさ、今見てくれるかどうか分かんないじゃん。
いざとなったら困るってのがあって、そういう心理がやっぱりタンス預金の増えている心理に繋がってると思いますよ。

篠原憲文:そうですね。
そしてですね、実はそういったご高齢な方の特徴なんですけれども、暮らしぶりとしたら別にそんなに派手ではないというか、質素な生活をしているので、家族にしてもですね、まさかそんな現金があったなんて知らなかったという、こういう例が実は非常に多いんです。
今終活ということでですね、様々こう整理や片付けを進めたりということがあるんですけれども、日頃のコミュニケーションを取りながら、やはりこれも1つの家族の希薄化の中で起きてきてる問題だってのも、非常に感じるんですね。

武田徹: そうだよね。驚きですね。そんなにあるんだねえ。

篠原憲文:ちなみにこの落とし物として届られた現金っていうのは、実際にどうなるかということなんですけれども、ちなみに東京都で36億円ほど2016年にですね、落とし物があったようなんですが、そのうち27億円は落とし主に返還されたと。

武田徹: 立派だねえ。

篠原憲文:立派ですよね。
この落とし主が見つからなかった現金9億ぐらいあったということなんですが、これはいわゆる財政もしくは国保に入っていくものになるかと思うんですけども、もし仮にですね、廃棄物から大金が出てきたりゴミ処理場からお金が出てきたらどうしたらいいかという、ちょっとその案内を。

武田徹: どうしたらいいんですか。自分のものにしてもいいんじゃないですか。

篠原憲文:自分のものにしちゃうと、遺失物法というところに。

武田徹: 引っかかっちゃうんだな。

篠原憲文:横領罪みたいなものになってしまうんですけれども。

武田徹: でもどうせ捨てたんだからいいじゃないと思うんだけどねえ、庶民感情としてはだよ。

篠原憲文:感情的にねえやはり思ってしまうところなんで。今一応これ届けたとします。

武田徹: はいはいはい。

篠原憲文:一応、3カ月間経って落とし主が現れないと届けた人がね、拾い主がこう所有権がですね。

武田徹: そうか、3カ月の間、祈りたいね。

篠原憲文:そしてですね、3カ月間仮に落とし主が見つからなかったとして受け取りをですね、2カ月以内に受け取りに行かないと所有権がまた移ってしまうという。

武田徹: なるほど。

篠原憲文:ですので、落としたら3カ月間待って、そして2カ月の内には申請に行かないといけないという。

武田徹: これ2カ月の内に行かなかった場合は国の物になっちゃうんだ。

篠原憲文:そうなんです。2007年の改正から昔はもうちょっとそれぞれ長かったんですけれども、現在の法律でいくとそういうルールになってるんですね。
ちなみにですけども、落とした人が見つかった場合にお礼をですね、請求する権利があるんです

武田徹: あれは法律で決まってるわけ、何パーセントってのは。

篠原憲文:そうですね100分の5から20という。

武田徹: 100分の5から100分20。

篠原憲文:はい。それで最大20%ほどの受け取る権利があるということで、この請求する権利というこれも実は期限があって、落とし主が現れてから1カ月以内には請求しないといけないものなんですが、なるべく正直に届けて、落とし主が見つかったら少しね、お礼として若干受け取ってもいいんじゃないかなという風に思うんですけどね。

武田徹: なるほどねえ。いやぁ、まずは落とさないように注意しないといけないね。

篠原憲文:そうですね。最近所在の分からない財産っていうのが、タンス預金の他にも色々あるんですね。例えばこれはネット銀行とか。

武田徹: はいはい、そうだよね。

篠原憲文:こういうものもですね、ものによってはいわゆる郵便物の届かないような、メールでだけ来るような、そういうその銀行をもしくは証券会社等もあって、家族として非常にその把握の難しい財産ってのが出てきてるんですが、やはりこうしたね、タンス預金もそうですし、目に見えづらいネット金融なんていうところにも最近はね、段々とその家族でも情報共有しないといけないような状況なんじゃないかなと思いますね。

武田徹: なるほど。
あの、お金落としたことあります?篠原さんは。

篠原憲文:財布をですね、20歳前後の頃落としたことが。

武田徹: どうなりましたか。

篠原憲文:出てこなかったんですよね。

武田徹: そう。うちはね最近カミさんがね、車から降りる時にねぇ、財布落としちゃったんだよ。

篠原憲文:そうなんですね。

武田徹: ところがその財布を拾ってくれた信州大学の学生さんがね、伊那でね、伊那署の方にちゃんと届けてくれて、カミさん気が付かねえんだよ。
もうしょうがないもんな、気がついたら伊那署にあるって伊那署へ行きましたね。

篠原憲文:凄いですね。

武田徹: しっかりとありましたねえ、長野県ってのは治安がいい。

篠原憲文:本当ですね。

武田徹: 本当素晴らしいよね。
いや、皆さん是非お金落とさないようにして下さいませ。

篠原憲文:そうですね、お気をつけて。

武田徹: 今日はタンス預金のお話。していただきましたありがとうございます。

篠原憲文:はい。

武田徹: はい、していただきましてありがとうございました。

篠原憲文:ありがとうございます。またお願いします。

武田徹: 篠原憲文さんでした。おくりびとからのメッセージでした。

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