葬儀保険とは?メリットとデメリットは?

説明

葬儀保険をご存知ですか?
高齢化が進む中、注目を集めている保険です。
今回は葬儀保険とは何か、どんな方が加入に適しているか、メリット、デメリット、についてご案内します。

葬儀保険とは?

その名の通り、葬儀費用に備えることを目的とした保険で「少額短期保険」と呼ばれるものです。基本掛け捨てタイプの一年更新型で、掛け金も保障も、一般的な生命保険や終身保険に比べて低額です。加入時の審査も、さほど厳しくありません。
主に2通りのタイプがあり、支払われる保険金が一定のタイプと、月々の保険料が一定のタイプとがあります。

葬儀保険のメリットは?

・亡くなってすぐに現金を受け取ることができる

保険金は原則、申請した翌営業日に支払われます。葬儀費用やお布施代など、すぐに現金が必要な場合に非常に便利です。故人の銀行口座は、亡くなると共に凍結されてしまうので、現金を引き出すことができません。

・葬儀以外の利用もOK

葬儀保険と名前はついていますが、受け取った保険金を葬儀以外に使うことが可能です。家族が亡くなると様々なことに費用が発生しますが、その費用を誰が負担するかでトラブルの種となることがあります。すぐに使える現金があると、とても助かります。

・医師の診断書不要

加入時に医師の診断書は必要ありません。自己申告で加入できます。また、更新時の健康告知は不要です。過去に病歴のある方も自己申告で加入できます。ただし、病気によっては保険料が変わってくる場合がありますので注意が必要です。また、虚偽の申告をした場合、保険金が支払われないことがありますので、あくまで良心にしたがって申告してください。

・加入年齢の上限が高い

一般的な終身保険と比べ、加入年齢の上限が高く設定されています。生命保険や終身保険では、高齢になると保障が打ち切られることが多いのですが、つばさホールで取り扱っている「葬儀保険・千の風」は、満85歳10ヶ月までお申し込みいただけます。さらに更新により最高100歳まで保障が続きます。

・プランの見直しが容易

年度ごとの契約更新なので、ご自身の健康状態や、ライフプランに合わせ、契約内容を変更することができます。面倒な営業や売り込みもありません。

・保険金の支払い口座を葬儀会社の口座に指定できる

葬儀会社に直接保険金を振り込むことで、葬儀費用を支払う手間が省けます。また、個人が葬儀保険に入っていて、家族がそのことを知らない場合もあるでしょう。葬儀会社であれば、間違いなく保険料を葬儀代として使うことができます。(ただし、どこの葬儀会社でも良いというわけではなく、募集代理店である葬儀会社が対象となります)

葬儀保険のデメリット

・掛け捨てなので元本割れの可能性がある

基本的に掛け捨ての保険なので、保険期間が長い場合、元本割れになる可能性があります。むしろその分を現金で貯めておいたほうが良い事もあります。

・年齢によって月々の保険料や支払われる保険料が違うので注意が必要

年齢によって、支払う保険料と受け取る保険料のバランスが変わってきます。高齢であればあるほど、受取る保険料は少なくなり(保険料一定の場合)、支払う保険料は高額になります(受取り保険金定額の場合)。ご自身で納得のいくバランスを見極めてください。

・支払われる保険金が比較的安い

月々の支払いが少ない分、支払われる保険金も少なくなります。生命保険では数千万円以上のお金が支払われることもありますが、葬儀保険はあくまで葬儀費用が目的なので、20万円〜上限300万円までです。これは掛け金が少ないメリットと表裏一体とも言えます。

・支払い開始時期に注意が必要

契約申込月(つばさの扱う千の風保険では毎月25日締切)から翌々月1日が責任開始期(保険が適用される日)になります。申し込みからおよそ一ヶ月の間、保険金が支払われませんので注意が必要です。

・保険会社が倒産した時の保証がない

葬儀保険を扱う会社が万が一倒産した場合、契約者を保護する機関が存在しません。生命保険会社であれば「保険契約者保護機構」に加入しており、会社が倒産しても契約自体は保護されるのですが、葬儀保険は「少額短期保険」であるため、保護の対象となっていません。加入している会社の経営状態をよく確認しておく必要があります。

葬儀会社の互助会とどう違うの?

葬儀の積立と言えば互助会があるのではと思う方もいるでしょう。ですが、互助会と葬儀保険は大きく違います。葬儀保険は内閣府金融庁管轄の「少額短期保険」で、互助会は経済産業省管轄の「お葬式費用の前払い割賦販売(経済産業省管轄)になります。

  葬儀保険 互助会
支払い金 掛け捨て 積み立て(満期まで)
受け取り 現金 サービス
使える場所 どこの葬儀社でもOK 会員である葬儀社のみ
使い途 葬儀費用以外にも使える 会員である葬儀社で受けられるサービスのみ
プランの変更 一年毎の更新なので見直しが容易 基本不可
途中解約 事務手続きのみで容易 解約料(十数パーセント〜20パーセント)が差し引かれる
また、引き留められる、応じてくれない等のトラブルも
取り扱い会社が倒産した場合 保証なし 保証なし

 

互助会と葬儀保険どちらがおトクなの?

平均190万円と言われる、一般的な葬儀を予定しているのでしたら、互助会に入会するのも悪くありません。会員特典でサービスが受けられことがあるからです。ただし、家族葬のようなお葬式では、会員特典の対象でないことも多いので注意が必要です。

また、互助会は葬儀費用全てを賄うことを想定していません。互助会のプランは20万円〜50万円ほどなので、追加の葬儀費用を請求されることを頭に入れておいてください。

さらに、家族葬で済ませたい場合、互助金の積み立てより費用がかからないことが多くあります。その場合、差額が現金で戻って来ることはありません。

互助会と葬儀保険どちらがお得か、一概には言えませんが、家族葬を希望しているのであれば互助会に入るメリットはほとんどないと言えます。どういった葬儀を望んでいるか考えた上で、保険や積み立ての方法を検討してください。

葬儀保険はこんな方にこそおすすめ

・自分で毎月現金を貯めておくことが難しい方(保険であれば口座から自動的に引き落とされます)
・高齢で終身保険への加入が難しい、でも、葬儀代くらいは残しておきたいという方
・月々の支払いは低額で、でも万一の時ある程度のお金がすぐに欲しい方

葬儀保険まとめ

「葬儀費用は平均して190万円」という言葉が踊っています。しかし、家族葬がメインのつばさホールでお葬式を見てきた経験からして、190万円かかることはまずありません。(お布施は別として)

まずは、周りの声に惑わされず、自分自身がどういったお葬式を望んでいるのかをよく考えてください。葬儀会社に見積もりをもらっても良いでしょう。必要な金額が分かって、そこから初めて、互助会なり、保険なり、貯金なり、組み合わせるなり、何が一番良い方法なのかが見えてきます。勧誘などで「平均でこれだけかかりますよ」というのはあくまで一般論であり、あなたに最適なプランとはかぎりません。勧められるままに保険や互助会に入るのではなく、自分にとって一番良い選択肢を見つけてください。

つばさホールは、ベル少額短期保険「千の風」の長野県東信地方唯一の取扱店です。保険の相談のみならず、葬儀費用と合わせて検討したい方も、一度ご相談ください。売り込みや勧誘は一切ありませんので、お気軽にご連絡ください。

https://so-gi.com/hoken/

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