武田徹:この番組、今回が初めてということで、今年もよろしくお願いいたします。
篠原憲文:今年もお願いいたします。
武田徹:篠原さん、今年は何か特別にこういうことをやりたいとか、そういうことありますか?
篠原憲文:はい。今年はまた新たな挑戦を、と思うんですよね。
武田徹:そこですよ。
篠原憲文:はい。今年の一応4月ないし5月頃の予定なのですが、私共で運営しているつばさホールという、家族葬向けの葬祭ホールがあるのですが。
武田徹:はい。
篠原憲文:2店舗目のオープンを考えております。
武田徹:はい、場所はどちらですか。
篠原憲文:場所は佐久平駅にほど近いような徒歩10分ぐらいの場所で、利便性が向上するかなぁと思って、期待しております。
武田徹:4月か5月にオープンと。
篠原憲文:そうですね。その頃にはと、準備しております。
武田徹:しかし最近はね、お葬式にもいろんなパターンがあるから。
篠原憲文:本当ですね。
武田徹:でもお金の事がどうもはっきりしていないと。
これ多くの方、悩みがあるんじゃないの?
篠原憲文:仰る通りですね。
武田徹:ええ。
篠原憲文:亡くなる人が増えているのですが、起きている事としては二極化が凄く進んでいると感じていまして。
武田徹:はいはい。
篠原憲文:特に私たちとしては、比較的厳しいという方をフォローするための施設を進めてるのですが。
武田徹:ご相談に行けば、色々金額も明示されます。ハッキリとしたものがありますから、ボラれることはありません(笑)
篠原憲文:はい(笑)
武田徹:こんなことを言ってはあれだけど、これは大事なんじゃないかなぁ。
篠原憲文:そうですね。
武田徹:皆不安なんだよ。
篠原憲文:確かに。見えづらいですし。
武田徹:そう。
篠原憲文:当社で特に気を付けているのが、定額商品というか、決まった金額の中でお葬式をご利用いただけるように、という。全て定額化されていて、事前にいくら掛かるかが見えるので、安心していただきたいとは思っております。
武田徹:それはいいね。とにかく結婚式とお葬式っていうのはね、言われたままみたいなところ、どうしてもあるんだよねえ。
篠原憲文:そうですねぇ。
武田徹:なのでこういうのは大変ありがたいことだと思いますよ。
篠原憲文:はい。
武田徹:篠原さんご自身ね、つばさ公益社、その前もやっておられるんですけれども、言ってみればベンチャーというか、自分で立ち上げたのはいくつの時でしたか?
篠原憲文:そうですね、一番最初の会社は23歳の時に造った会社で。
武田徹:23歳ですよ、皆さん。
篠原憲文:そちらを11年程やって。つばさ公益社はこれで2年目に入ったということで。
武田徹:そういう訳で最近はそういった起業、そういった1つのサミットがあるんですね、「信州ベンチャーサミット」の方でも篠原さんが何かお話しをされるようで、これはどういったような内容のサミットなんですか?
篠原憲文:信州ベンチャーサミットという長野県で起業する方を応援しようということで、長野県が主催で始まったイベントなんです。
武田徹:なるほど。
篠原憲文:今回が早くてもう7回目ということで。
武田徹:ふーん。
篠原憲文:この会はいわゆる起業家、公募で審査をかけられまして、今回は8名が登壇する予定なのですが。
武田徹:はいはい。
篠原憲文:新規の起業家の方、私もそこに登壇させていただくのですが。
武田徹:はい。
篠原憲文:ビジネスプレゼンテーションっていうものを行って。因みに今回は基調講演で、青木ホールディングス。
武田徹:はいはい。
篠原憲文:洋服の青木ですね、その代表の青木社長だとか。
武田徹:はい。
篠原憲文:それから八幡屋礒五郎の九代目社長の室賀様が基調講演を行ったり。
武田徹:はい。
篠原憲文:有名起業家の方が講演をされて、その場でこれからの起業家の方々がプレゼンテーションを行うのですが、ここに来られる方というのは、一般の方や投資家の方やビジネスマッチングを希望される企業の方や学生さんも結構みえられると。
武田徹:そうだよね。篠原さんも、もちろんお話しをされるのでしょ?
篠原憲文:はい、そうなんです。こちらに登壇させていただいて、ビジネスピッチというものを行う予定で。
武田徹:ピッチってどういう意味なの?
篠原憲文:非常に短い時間の中で事業を紹介したりPRするというものなんですね。
武田徹:あぁ、なるほど。
篠原憲文:はい。
武田徹:起業家によるビジネスプレゼンテーションということで、お話しをされるそうです。これから起業しようなんていう人は、非常に参考になるんだろうな。
篠原憲文:そうですね。今年登壇される方を見ていると、介護用ロボットだとか、介護福祉の新しい形、あとセンサーとかITの関係とか。
武田徹:うーん。
篠原憲文:私は新しいお葬式の形ということでお話しをするのですが、非常に面白い会社さんが沢山出られるなぁという印象ですね。
武田徹:そういうことで、この信州ベンチャーサミット2019が開かれるということです。それで篠原さん、先程もお話したんだけれども、最近は本当に死を巡る色々な論議があちこちでされていますけれども。
篠原憲文:ええ。
武田徹:今年もあちこちで篠原さん引っ張りだこで、たこができるんじゃないの?
篠原憲文:いや、まぁありがたい話で、お話をさせていただける機会は増えてまいりまして、今年は8月にまた御代田町さんにご依頼いただいたのと。
武田徹:うん。
篠原憲文:来年の1月にもやはり御代田町さんからご依頼をいただいて、有り難いです。
武田徹:はい。最近は市原悦子さんがお亡くなりになりまして。
篠原憲文:そうですね。
武田徹:私あの祭壇見てさ、植物の花がほとんど緑なんだよね。
篠原憲文:うんうん。
武田徹:あまり派手に飾られていなくて、緑一色も中々いいもんだと。まぁあれだけ派手にやる例と、それから個人的に本当にひっそりやると、先程冒頭で仰っしゃりましたけど、二極分解してるような感じだね。
篠原憲文:仰る通りですね。本当に、亡くなる方というのは非常に急増している時代になっているのですが、現に少し前に亡くなる方が100万人超えたと。で、生まれる人の数を超えたというのを覚えていると思うのですが。
武田徹:はいはい。
篠原憲文:今は135万人時代という。
武田徹:おぉ、1年間に。
篠原憲文:そうなんです。最も新しい推計、まあまだ推計値ですが135万人ぐらいということで、以前のニュースからすると30%ぐらい亡くなる人が増えているにも関わらず、実は市場規模というのは殆ど大きくなっていないんですよね。
武田徹:なるほど。
篠原憲文:今のいわゆる弔い市場というのが全体で一点7兆ぐらいって言われているのですが、この10年程ほぼ横ばい。
武田徹:横ばいなの?へぇー。
篠原憲文:亡くなる人が極端に増えているのに、市場が大きくなっていない。つまり、低価格化も進んでいますし。ともすれば有名人・著名人の方なんていうのは非常に豪華にされることもあると。
武田徹:これからますます亡くなる方も増えてくるのですが、そういう時に本当に必要なのは、残った人がどういう風にこれから生活していくかって、物凄く大事なことじゃない。
篠原憲文:そうですね。
武田徹:これはやっぱり、目を向けないといけないよねぇ。
篠原憲文:やはりご家族の方や送られる側の方も、一番気にされるのは残される家族がどう過ごしていくかということだと思うのです。ですから準備をしながらというのは、大事ですよね。
武田徹:このコーナーではそういった問題を、分かりやすく篠原さんにこれからも伝えてもらいます。
篠原憲文: どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。