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『社葬』参列する際のマナー・注意点

社葬とは企業の創業者などが亡くなった時や、社員などが勤務中に不慮の事故などに遭って亡くなってしまった時などに、 遺族だけでなく企業が主体となって執り行う葬儀のことです。

そして同時に、故人の功績を讃えたり、参列した方々に故人が所属していた会社への支援を引き続き求めたりなど、参列した方々および社会に対しての広報も目的の一つとなっています。

ここでは社葬に参列する時に知っておくべきマナーについてご紹介させていただきます。

 

受付でのマナー

つばさホールご案内

社葬における受付では、名前を記帳し、受け取りを辞退されていなければ香典を渡す、というように一般葬とそれほど大きな違いはありません。
しかし、社葬特有のマナーとして名刺を差し出すというものがあります。

会社の代表として社葬に参列する際は、名刺は必ず持参しましょう。(本来参列すべき人が参列できない時の代理人として参列する場合は、本来参列すべき人の名刺も合わせて持参し、受付で2枚の名刺を差し出します)

差し出す名刺のマナー

名刺は、通常使用している名刺をそのまま差し出すのではなく、名刺の右肩に弔という字を書く、もしくは名刺の左下を折るのがマナーとなります。

代理として出席するときは、本来出席するはずの人の名刺の右肩に「弔」、自分の名刺の右肩には「代」と書いて、受付で2枚差し出します。
名刺を差しだす際はご注意を。

 

服装について

普通の葬儀よりも多くの方が参列する社葬は、その企業の広報活動も兼ねていることもあり、服装のマナーについては特に注意が必要です。

女性社員の場合

服装

基本的には黒色か紺色のスーツ、またはワンピースを着用します
この際、袖やスカートは裾がある程度長めのものを着るように心がけることが大切です。

加えて、コートは皮や毛皮製のものは派手さがあるため着用しないように注意しましょう。

髪型・メイク

髪型は、長い場合は低い位置できちんとまとめましょう。
この際、まとめ方はなるべくシンプルさを心がけることが大切です。 。

メイクの方もあまり派手目なものは避けるようにしましょう。
匂いの強い整髪料や香水などは当然NGです。
眉はパウダータイプのアイブロウで、アイシャドウも目立たない色を使うというように、なるべく落ち着いた色合いを選ぶのがポイントです。

アクセサリー

アクセサリーは結婚指輪以外は基本的につけないようにしましょう。
結婚指輪以外でつけてもかまわないものとして、真珠やブラックオニキスのネックレスのみとしておきましょう。

ただし、ネックレスは2連ものではなく、1連ものか1粒ものをつけるようにします
2連のものは「不幸が重なる」ということにつながって縁起が悪いとされています。

靴・バッグ

靴・バッグ共に黒色の、光沢が目立たないものを選ぶようにします。
靴はヒールの場合であれば高いものは避け、高さ3センチから5センチ程度の、ビジネスに履いて行っても恥ずかしくないようなフォーマルなものを履くようにしましょう。

バッグは小ぶりのもので、なおかつ金具のついていない布製のものがおすすめです。

男性社員の場合

服装

基本的には上下の黒色のスーツに、白ワイシャツとネクタイを着用します
スーツは上下を揃えるように気を付けましょう。

なお、社葬を開催する企業如何では当日の服装としてモーニングスーツを着るという場合もあります。なので事前に社葬のお知らせなどをよく確認して準備することが大切です。

髪型

髪型については個人の葬儀と同じように、耳の出た清潔感がある短めの髪型を心がけましょう。
注意点としては、匂いの強い整髪料や香水などは避けるようにしましょう。

ネクタイ

ネクタイも個人の葬儀と同じような黒色がメジャーです。
この際、ネクタイピンは光物であるためつけないようにします。

靴・靴下

靴下も黒色のものを用意しましょう。
特に靴については、光沢のない革靴を履いてくるようにします

服装の注意点

光り物はすべて避ける

社葬に限らず葬儀に参列する際には光り物は避けるのがマナーです。

そのため、 結婚指輪と華美さのないネックレス(1連もの)1つだけ以外はつけないよう心がけましょう。                        特に、男性はネクタイピン、女性はネックレスやピアスなどは一切つけないようにしましょう。

社章は必要?

社章は特に禁止されているということもないので、所属している企業の代表として葬儀に参列するということであればつけて行ってもかまいません。

 

服装以外の持ち物

  • 数珠(仏式の場合)
  • 香典袋と袱紗(ふくさ)(香典辞退の場合は省略)
  • 名刺(特に会社代表として参加する場合は必携、社葬用のものもあり)

 

参列時のマナー違反

ポイント

名刺交換

社葬には取引会社の方や顧客なども出席します。仕事の延長として参列してしまうと、つい名刺交換を行ってしまうかもしれませんが、社葬はあくまでも葬儀となりますので、主旨に反する仕事を行うことはマナー違反となりますので、注意が必要です。

商談や打合せ

名刺交換と同様に、葬儀である社葬の場では仕事である商談や打合せを行うことはマナー違反となります。決して行わないようにしましょう。        また、知り合いに会ったからと言って、私語や雑談は控えるようにしましょう。

 

参列できないときは

取引会社などから訃報・社葬の通知が届いた場合、基本的には葬儀に参列する必要がありますが、その時の状況によっては参列できない時もあると思います。

社葬に参列できない時の対応については、代理を立てることができれば代理の方に参列してもらい、それもできない時は香典を送る、あるいは弔電を打つようにしましょう。

香典を送る、あるいは弔電を打つ

社葬に参列できない時は故人へのお悔やみの気持ちを伝えるために香典を送る、あるいは弔電を打つようにしましょう。

香典については辞退している場合がありますので、送る前に必ず確認が必要です。
弔電については宛先を喪主として、必ず社葬が行われる前日までに打つようにしましょう。

 

香典のマナー

遺族は香典を出す必要があるの?

社葬の場合、遺族が香典を出す必要はないケースがほとんどです。

社葬で集めた香典は遺族が受け取るケースが増えており、遺族は出さなくても良いと考えられているためです。

社員は香典を出す必要があるの?

社員の香典については、それぞれの会社のルールや慣習によって異なります。

会社によっては「香典の必要なし」と決められている場合もあれば、逆に詳細な金額まで決まっている場合もあります。
ルールが予め決まっている場合は、それぞれのルールに従いましょう。

はっきりしたルールが無い場合は上司や先輩に尋ねたり、同じような立場の人と相談したりするのが良いでしょう。
また、担当者がいる場合は事前に問い合わせましょう。

香典袋の表書きの書き方

表書きは宗教によって異なります。

仏式の場合:「御香典」または「御香料」「御香奠」(目上の方)
神式の場合:「御神前」「御玉串料」「御榊料」
キリスト教式:「御霊前」「御花料」「御ミサ料」

区別がつかない場合は、「御霊前」とすればよいでしょう。
ただし、香典袋に蓮の花が描かれているものは仏式専用なので注意が必要です。

連名の場合、表書きに書く名前は三名までにとどめます。
それより多い場合は、表書きには「○○一同(または○○有志)」と書き、別紙に全員の名前を書いて香典袋の中に同封します。

社葬のときの香典袋の包み方

香典袋の包み方は社葬の場合も、一般のお葬式と変わりません。

香典袋は通常のものでかまいません。
表書きの文字は薄墨を用い、水引きは黒白か銀色のものを使いましょう。

訃報を受けたら、仏式なのか神式なのか等の宗教をまず確認し、ふさわしい香典袋を用意して通夜かお葬式に持参します。

中にいれるお札は新札を避け、どうしても新札を入れる場合は、折り目をつけて使いましょう。
新札に折り目をいれると、「突然なことで取り急ぎ準備をしました」という気持ちを表します。

取引先の社葬に参列する場合に香典は必要?

取引先から社葬の案内があったら、まず香典辞退の案内がないかを確認します。
辞退の案内がない場合、参列者は通夜かお葬式に香典を持参します。

取引先の社葬に誰が参列するかという点も問題になります。
付き合いの深さにもよりますが、大切な取引先の場合は社長や会長という会社の代表者が参列することが一般的です。
基本的には故人より役職が下の人間は出席しないようにしましょう。

取引先の社葬に参列する場合の香典袋の表書きは、会社名と役職と氏名を2行に分けて書きます。
代理が出席する場合は、受付で必ず「誰それの代理である」旨を伝え、上司の役職、氏名を書き、その下か横に「代」または「代理」と小さく書きます。

金額相場

香典の額は、通常は1~3万円程度、会社代表としての弔問の場合、3万~5万円が最も多く、最高額は通常20万円ほどとなっています。
また、仕入先の社長や得意先の担当者などの場合は、2〜5万円くらいが一般的です。

しかし、実際には故人の社内での立場によっても変わりますし、社葬そのものの規模によっても違ってきます。

その上に、相手との付き合いの深さや、会社の業種や、慣習、また社長の個人的な関係などいろいろな要素が加わって金額がそれ以上になる場合もあります。

 

まとめ

社葬自体がなかなか参列する機会ないので、マナーがわからないという方も多いとおもいます。

しかし、基本的には一般的な葬儀の場合と変わりません。

終活を行うような年代(主に60代や70代以上)の方の場合は参列する葬儀の中に社葬が含まれていることもあり得ます。

そう考えると、社葬でのマナーの知識を身につける意味もあるといえるのではないでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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