浅間山麓普賢禅寺のお施餓鬼法要に行ってきました!

普賢寺お施餓鬼

浅間山麓普賢禅寺にて 毎年9月8日に行われるお施餓鬼法要。
(毎年10月5日には群馬県の達磨寺で行われる)
浅間の噴火を治める祈りと全国、全世界の被災者の霊、先祖代々の諸精霊を慰める法要。
参加者は新盆供養の親族、参禅関係者、護寺者等、一人1000円以上の寄付で、お香をいただき、願い事や先祖供養等を祈祷してもらえる。
17:30から道場にて手作りの”おにかけうどん”や”天ぷら””ポテトサラダ”各種ドリンクがふるまわれ、19:00から本堂で約2時間半ほどの法要となる。
(2019年度は台風の影響もあり、短縮版でした)
京都の萬福寺が本山でお施餓鬼の日には、京都や近隣のお寺から和尚様が集まり今年は11人ほどの法要となった。中国式のお経が読まれ、鳴り物も多数でとってもリズミカルで音楽的な法要です。

毎年参加しているのですが、本当にめったに見れない貴重なシーンの連続です。
断片ですがよかったら動画でも御覧ください。

黄檗宗(おうばくしゅう)は臨済宗からの一派で、隠元和尚が日本に来てひらきました。
日本でも中国語読みのお経が読まれ、大陸の風を感じられる法要です。
途中でお香と聖水で清められたお饅頭やお菓子を投げるシーンがあるのですが、(受け取るのに必死で写真を撮れませんでした。。)
子供は大喜びで拾います。大人も子供心にかえる瞬間です。
僧侶に施し餓鬼を供養することで、地獄にいる人々を救えるという意味もあるようです。

お施餓鬼動画2

最後の禅問答(これがまた見どころです)「今日の法要の功徳はいかに?」に対する和尚様の答えは「功徳なんかあらへんよ」でした。
達磨大使が、ときの王(武帝)に「寺をいっぱい建造したことに対する功徳はどのようなものか?」ときかれて「無功徳」と答えたことを思い出しました。
普賢寺の玄春和尚様は、ただここに来たからといって功徳はないが、家に帰ってご先祖様に供養を報告してください、その行動、慈悲の心がいうなれば功徳だよと諭されてました。
さわやかな気分になって家路につきました。

ぜひ一度ご体験ください!檀家や関係者じゃなくても参加自由です。かくいう私も檀家ではありません。(座禅が好きで座禅会に通わせて頂いてます。)

黄檗宗詳細ウィキペデイア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E6%AA%97%E5%AE%97

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です