2020.09.19「新店舗について」

おくりびとからのメッセージ

武田
武田

いやぁ、篠原さん。最近はお葬式も対面式でできないということで、世の中随分と変わってきていますが、早速そういった要請、ニーズに応えて、新しい会社を2つほど作るそうですね?おめでとうございます!

篠原
篠原

ありがとうございます。

武田
武田

その説明をしていただけますか?

篠原
篠原

はい。今月の15日に社債というものを発行しまして、八十二銀行さんと八十二キャピタルさんにそれをお引き受けいただいて、投資していただく形で。

武田
武田

なるほど。

篠原
篠原

そういったお金を元に、この度は東御市の東大屋店という家族葬ホールを開設する予定です。

武田
武田

なるほど、完成はいつ頃になるんですか?

篠原
篠原

今年の12月オープンを予定しています。

武田
武田

ということは、今盛んに作りつつあるということですか?

篠原
篠原

そうですね、まさにこれから始まっていくような感じです。

武田
武田

なるほど。どういった施設になるんでしょうか?

篠原
篠原

元々ブティックだった建物を改装させていただいて、中庭のある、光の降り注ぐ式場になっております。

改装中の東大屋ホールの様子
武田
武田

ほぉ~。

篠原
篠原

敷地も結構広くて、総敷地で1800平米くらい。建物で500平米くらいです。ご家族がゆっくり、プライベートな時間を過ごせるような式場を作っております。

武田
武田

なるほど。しかも今までの式場とは違った雰囲気でお葬式ができるということらしいね?

篠原
篠原

はい。実は、非対面サービスというものに力を入れていまして。

武田
武田

非対面だから、顔を合わせなくていいということだね。

篠原
篠原

そうなんです。といいますのも、コロナ禍で駆けつけたくても駆けつけられない状況でも、離れた場所からお葬式に参加できる、お葬式のライブ配信といったサービスの利用もできますし、実は遅参して参加できるサービスもありまして。

武田
武田

ほぉ。

篠原
篠原

ライブ配信用に撮った映像が、いわゆる初七日までの7日間保持されまして、例えばお葬式から1日~3日遅れても、その時の映像を見て追悼ができると。

武田
武田

ほぉ。

篠原
篠原

且つ、遅れたとしてもお花やメッセージ、香典なんかもクレジット対応でご家族にお届けしたりできるというような特徴がありますね。

武田
武田

これは今までなかったようなお葬式ができるということだよね。

篠原
篠原

そうですね。かつてはその日に会場へ行かなければなりませんでしたが、現在は様々な社会情勢がありますし、移動も難しい中で、離れていてもライブ配信で参加できる+7日間であればお葬式当日と同じように追悼することができる。我々が開発している葬儀ポータルという場所では、お花、メッセージ、香典を届けられる他に、追悼機能というものがありまして、写真のギャラリーに触れたり、生前中の動画を見たりする機能もあります。ですので、想いのある方がその期間偲んでいただけるという利点があります。

武田
武田

そういった準備をするというのも結構大変なんじゃないの?撮影したりとかさ(笑)

篠原
篠原

そうですね(笑)この葬儀ポータルは、すべてのお客様に無料で提供するサービスになっておりまして、いわゆる日程表のようなところにQRコードが付いていて、これを家族が写真を撮ってメールなどで色々な人に送って、送られた人がそれを読み込めば離れた場所からでも追悼体験ができたり、香典が届けられたりするんですね。

武田
武田

なるほどねぇ。こういうお葬儀屋さんって他にもあるんですか?

篠原
篠原

まだ全国的に見て事例はないと思います。

武田
武田

ということは、パイオニアだね。パイオニアってのはさ、まずアイデアを自分たちで作り出すのが大変なんだよね。ということは、他のお葬儀屋さんも取材に来るんじゃないの?

篠原
篠原

そうですね。現在色々な方面から問い合わせをいただいております。

武田
武田

そうでしょう。でも、普通の葬儀の形に戻る可能性だってあるよね?

篠原
篠原

そうですね。しかし、いつコロナ禍が終息するのかが見えないので、しばらくの間は非対面、非接触という選択肢を用意するというのが重要になってくるのではないかと思います。

武田
武田

そうでしょうね。勿論、コロナが終息した暁には、今までのような対面式のお葬式ができるようになるんでしょ?

篠原
篠原

勿論です。

武田
武田

ということは、まだ従業員を増やしたり、準備が大変なんじゃないですか?

篠原
篠原

そうですね。何名かは決まっているのですが、これから従業員も募集していきたいと思っております。

武田
武田

いやぁ、中々面白いですね!東大屋店をどういう施設にするかというイメージは、コロナが流行った当時からあったの?

篠原
篠原

今年の1月に、こういう風にしたいという計画があったのですが、実はコロナの影響で計画をかなり書き換えたんですよね。

武田
武田

そうなんだ。

篠原
篠原

半年ほど準備してきまして、ようやく今回こうしてご報告できるような形になりました。

武田
武田

今年の始めというと、コロナがこんなにすごくなると思っていない前に、そろそろ状況が違うぞと思って、早速新しいものに着手したと、こういうこと?

篠原
篠原

はい。緊急事態宣言下にちょっと考えされられるような時間がありまして。

武田
武田

そうだったよなぁ。

篠原
篠原

この4~5月は特に、今後どうやっていくべきかということを考えましたね。我々としては、選択肢を用意して、選べる環境作りをしようということで、こういった取り組みを進めているような状況ですね。

武田
武田

篠原さんはIT系で、今のデジタルな分野に強いんだよね。かつてそういったところで働いてたことがあるんでしょう?

篠原
篠原

そうですね、HPやWEBを作るソフトの会社にいました。

武田
武田

最初からそういうソフトの会社に行きたいと思っていたんですか?

篠原
篠原

そうなんです。私は、まったく無のものから人が熱狂するようなHP、WEBサイトを作る世界にすごく興味を持っていて。

武田
武田

ほぉ。

篠原
篠原

学生時代は、私は次男でしたので、裸一貫何かやるとしたら、こういったプログラミングみたいなことで身を立てたいと当初思っていたんですよね。

武田
武田

ほぉ~、だからそういうところに就職したと。

篠原
篠原

はい。

武田
武田

これがまた今の仕事に活きてきましたね。

篠原
篠原

良かったと思います。

やはり、お葬式というと、様々な不安があると思うんですよね。生前中でも勿論色々な不安があると思います。よく、死と太陽は直視できないということを申し上げるのですが、大切な人の様態が悪くなってきた時に、それを直視するというのは中々難しさがありますよね。

武田
武田

はい。

篠原
篠原

ただ、こうすればいいという方向性だけでも定まると、少し気持ちが楽になって日々生活ができることってあると思うんですよね。

武田
武田

うん。

篠原
篠原

ですので、我々はこの予防のための処方箋を情報という形でまず提供したいと思ってまして。知ると救われることって沢山ありますよね。

武田
武田

そういうことですよね。

篠原
篠原

実際、我々は6万円でお葬式を提供していますし、自分でお葬式をするのであれば3万円以下でできるというようなDIY葬セットというものも販売していますが、かつてとは葬儀の行い方も大きく変わってきて、選択肢が広がってきていると感じます。お墓も100~200万円ではなくて、5万円払えば色々な選択肢があるという状況もありますし、最近では0円でもできるものがありまして。

武田
武田

そんなのもあるの?

篠原
篠原

お骨を斎場にそのまま委託してしまえるような選択肢もあるんですよね。

武田
武田

ほぉ~。

篠原
篠原

そういった知識が身を助けることはありますし、安心を得ることもできるので、もし気持ちが進めばご相談にお越しいただければと思います。

武田
武田

はい。新しく東大屋にもできるということで、こちらでもご相談いただければということでございます。お話ありがとうございました。

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