互助会とは
月々数千円の積立を行う、会員制度です。比較的大きな葬祭業者が採用している会員制度のことです。もしもの時に積立てを葬儀費用に充てること、また会員の割引特典を受けることができます。一口で総額24万円位の積立プランが標準です。
メリット
- 用途を決めて貯蓄ができる
- 互助会所有の葬儀場が割引で使うことができる
デメリット
- 積立金に利息がつかない
- 解約について不明な点が多く、解約手数料も20%程度必要になることが多い
- 互助会が倒産した場合、返ってくるお金は50%です
- 積立金があることが前提となるので、葬儀全体の費用がそもそも高額に設定されていることが多い
トラブル
近年、互助会に入ったことでトラブルになったケースが増加しています。
主な原因は、システムの利用ルールが複雑なのですが、その説明が不足のまま強引に勧誘していることのようです。
もちろん、全国には優良な互助会も多くあります。良く詳細内容をご確認の上加入するようにしてください。
家族葬だと積立金が使えない?
積立金が必ず使えるとは限りません。互助会の中には50万以上のお葬式でなくては使えないというケースもあります。
積立金の範囲で、家族葬や直葬で行おうと考えていたが利用できなかったとのトラブルも発生しています。
積立の催促
一口の積立が完了したら、24万円では葬儀費用を、まかなえないので、継続してもう一口続けたほうが安心ですねとの催促を受けることも。
既に積立があり解約も難しいので、不本意ながらズルズルと継続してしまうといったケースも多々見られます。
複数口の積立が使えない?
3口の積立てがあったからといって、すべてを一回の葬儀で使えないケースがあります。1口は別の冠婚葬祭でないと利用できない葬祭業者もありますので、よく確認する必要があります。
解約して金融機関へお預け
入会や、積立が不要でも、低価格で良いお葬式を行ってくれる葬儀社はたくさんあります。
葬儀費用を、事前に準備する場合は、金融機関に預けることをおすすめします。自由に出し入れできますし利息もつきます。
解約手数料を支払ったとしても、結果的には低価格で、満足の行くお葬式を行うことができることになります。
解約方法
互助会の解約は、法律で権利が守られていますので、いつでも自由にできますが、実際には多くの互助会は解約を渋ります。
- 担当者がいない / 代理店担当者から改めて電話します
- 満期になるまで解約できません
- 解約はできません。引き出物、法事、結婚式など他のもので使って下さい
- 電話では受付できないので会社まで来て下さい
もちろんスムーズに解約可能な互助会もありますが、解約を簡単に受け付けない場合、書類のみをご用意いただければ当社で代行解約を承ります。
準備書類
- 互助会積立て証書(※紛失していても大丈夫です)
- 解約代行の委任状
- 名義人様の印鑑
- 名義人様の印鑑証明
- 払戻先の銀行口座
①解約して銀行預金とする
当社が代行して解約を行います。積立てた80%程度を銀行口座へ現金としてお戻しします。
②全額つばさ公益社で引き取らせて頂く
当社が代行して解約を行った上、積立てた全額(100%)を当社での葬儀費用として利用していただけます。