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【自宅を使わないお葬式専門】

2013.12.21 おくりびとからのメッセージ「相続と贈与」

武田徹:本日お手紙届いております。上田の真田町の方です。人は最後どう亡くなるのが幸せかということについて書かれております。「最後は自宅で皆に囲まれながら看取られ亡くなること、本当は人として最高に幸せなことと思います。義理の父がまさにそうでした。」これはかなり昔のお話のようですね。「自分が建てた自宅の座敷の天井を眺めながら、満足顔で「俺はここで死ねる」と言いました。そして、土葬としては真田町で最後だったと思います。昭和44年12月20日。明くる年の45年からは全て火葬になりまして、葬儀の形態も変わっていきました。」昭和44年って土葬だったんだね。

篠原憲文:そうだったんですね。

武田徹:で、そのお墓なんですが、「私どものお墓は同姓、つまり同じ名前の姓で、いわゆる郭がありまして、同族の方々が祀られ、その中央にご先祖様の祠が樹齢何百年かの杉に守られています。そのご先祖様のお祭りが一年に一回、和尚さんも囲んで祠にお参りした後に日帰り温泉で一杯やるのですが、それが明日のことです。」なるほどねぇ、結構なことですな。

篠原憲文:昭和44年って土葬だったんですね。先般話が出ていた昭和30年くらいでは、形としては残していいけど禁止だという規則になっていましたが、長野県は土地があったんでしょうね。

武田徹:土地があるというのは大事ですよ。韓国とかは今、土地がなくて大変みたいだね。

篠原憲文:そうですね。

武田徹:東京だってそうだもんね。

篠原憲文:おっしゃる通りですよね。東京や名古屋は骨壷の大きさが非常に小さいですし、納骨場所もマンションというか、集合住宅のような場所で。

武田徹:なんかね。お墓の形態そのものも、時代と共に変化せざるを得ないという訳なんでしょうね。

篠原憲文:本日のお手紙で興味深いのが、郭ですね。

武田徹:郭って言うんだね。

篠原憲文:やはり、土葬ができるということは、一族の方、同じ名字の方で力を貸してくれるコミュニティーがあるということですけれども。

武田徹:そういうことだよね。

篠原憲文:現代までご先祖様を祀ったりする付き合いというのが未だに続いているというのがいいですよね。

武田徹:ああ、そうだねぇ。よく昔は村八分なんていう言葉があったでしょう?じゃあ、二分は何なんだと。

篠原憲文:何なんですか?

武田徹:一つは火事。村八分でも、火事の時は助けてやろうと。もう一つは葬式だったと思うんだけど。

篠原憲文:やはり手のかかるというところですよね。

武田徹:だから、完全に追放にならないんです。やはりその人が本当に困った時は皆で、二分だけは手助けしましょうと。けしからん奴だけど。というものあるみたいだよ?

篠原憲文:なるほど、興味深いですね(笑)

武田徹:非常に興味深いよねぇ(笑)

篠原憲文:そういう地域の力を改めて再確認する場としても、また亡くなる最後の場所が自宅でというのも、なるほどなぁと思いました。

武田徹:最近は介護を病院でやるのが難しくて、診療も、病院がいっぱいになるから在宅で診療をしましょうという動きが徐々に広がりつつあるみたいですよ?

篠原憲文:そうですよね。きっと希望する人も増えてきていると思いますし。実は、長野県は在宅看護の先進的なところで、全国で一番、在宅死亡率が高い県なんです。

武田徹:いいことだと思うよ。

篠原憲文:そうですよね。やはり最期は病院の天井を見ながら、というよりも、住み慣れた家の方がいいですよね。

武田徹:そうだよな。さて、今日は相続についてのお話もして下さるそうですね?

篠原憲文:そうなんです。

武田徹:相続って、色々な法律があったりして難しいよねぇ。

篠原憲文:そうなんですよね。意外と、よく分からないという印象をお持ちの方って多いと思います。今日、何故相続のお話をするかというと、最近相続についてのご相談を受けることが多くなってまいりまして。

武田徹:ほぉ。

篠原憲文:具体的にどんな相談かというと、エンディングノートについてで、エンディングノートには自分の財産などをそこに改めてまとめるという機会になるのですが、どうも書き始めた人たちにとって、そういえば自分って相続についてのことをよく知らないなぁと。

武田徹:う~ん。

篠原憲文:まとめて書いてみたものの、これってどうやって次の代に継がれていくんだろう?ということを聞かれるようになってきたんですね。そこでよく聞かれる相続の話を今日ご紹介して、何か参考になればいいなと思います。

武田徹:そうですね、はい。

篠原憲文:最近一番よく聞かれるのが、相続と贈与はどっちが得なんだ?と。

武田徹:難しいねぇ。私もよく分からないねぇ。

篠原憲文:そうですよね。相続というのは、亡くなったら相続ですよね。贈与っていうのは生きている内に与えるものですが、この質問について非常に分かりやすいガイドラインがありまして、実は贈与は一年間にいくらまでだったら税金が掛からないよという枠がありまして。

武田徹:ほぉ。

篠原憲文:年間110万円まで。

武田徹:110万円以内であれば税金って掛からないんだ。だったら十年計画で毎年やるってことも可能だよね。

篠原憲文:まさに、相続が心配だという方はその枠いっぱい使いながら段々と移しているという方もいます。

武田徹:そういうことかぁ。

篠原憲文:で、贈与というのはちょっと税金が高めなんですよね。

武田徹:贈与税ねぇ。

篠原憲文:110万円を超えて200万円以下で10%ですから。

武田徹:10%も取られちゃうんだ。高いね。

篠原憲文:大きいですよね。仮に150万円息子に渡したいというと、15万円取られると。

武田徹:ふ~ん。

篠原憲文:まぁ、そういうこともあったの?なんて逆に聞かれることもありますが(笑)

武田徹:(笑)

篠原憲文:例えば、こういうこともありますよね。息子たちが車を買うらしいとか、家を建てるらしいと。

武田徹:その時に親として援助してやろうと。

篠原憲文:実は、こういった時に出し方に気を付けないと贈与になってしまうんですよね。

武田徹:そういうことかぁ。

篠原憲文:それで実は相続時精算課税制度というものがありまして、累計で2500万円までであれば援助してあげられるんです。

武田徹:お、援助は2500万円までいいんだ。累計ということは、例えば10年間とか15年間とか?

篠原憲文:そうですね。贈与だと110万円を超えてしまうともう10%という世界なんですが、後ほど紹介しますが、相続は枠が大きくありまして。で、累計で2500万円までであれば、親から子供への贈与を相続の枠で考えましょうというのがあります。

武田徹:ふ~ん。

篠原憲文:ちなみに、大きい買い物のときとか、農家が息子に農地を渡してやろうと、要は、息子としてお金を借りるときの担保も付けられないし、という困りごとにもそういったことが使えるんですが。

武田徹:ふ~ん。

篠原憲文:ルールがありまして、それを使えるのが父、母が65歳以上という。

武田徹:なるほど、こんな条件があるんだなぁ(笑)

篠原憲文:で、受け取る人が20歳以上でなければいけないと。

武田徹:はぁ~。その条件にかなうと、2500万円までは大丈夫なんだ。

篠原憲文:はい。

武田徹:税金、全く掛からないわけ?

篠原憲文:そこなんですが、相続に組み入れられるということなんです。

武田徹:なるほど!

篠原憲文:冒頭に、相続と贈与はどっちが得なの?という話がありましたが、一概には難しいですが、相続税というのは、今日現在の法律でいくと、一般的な家庭で、奥さんと旦那さんがいまして、子供が二人いますと。

武田徹:ほぉ。

篠原憲文:そうすると、相続の時に8000万円までは税金が掛からないですね。

武田徹:なるほどねぇ。

篠原憲文:そのモデルの家だと2500万円まで、相続時に相続時精算課税制度の枠の中を使えるということですね。数字で言われてもなんだろうって感じだと思いますが、ちょっと知ってていただきたいのが、2015年から法律が変わるんですよね。

武田徹:2015年っていうと、すぐですね。

篠原憲文:2015年の1月1日から、この枠が4割くらい小さくなるんです。

武田徹:2500万円が4割近くなる?

篠原憲文:いえ、先程の8000万円という相続のモデルケースが。

武田徹:じゃあ、2000万円くらいになっちゃうの?

篠原憲文:詳細な計算は一旦置いておきまして、奥さん一人、子供二人の場合、今だったら8000万円まで税金が掛からないというのが、4800万円までになるんです。

武田徹:厳しいねぇ。

篠原憲文:3200万円も上がるんですけど、実は消費税の裏側に隠れてもう上がることが決まったんですが、あまり知られていなくて。

武田徹:いやぁ、皆知らないんじゃないの?

篠原憲文:そうなんです。今、まさに相続と贈与はルールが変わると言われていて、変わるのが2015年1月1日からということで。

武田徹:なるほど。この番組、65歳以上の方がかなり聞かれているんじゃないの?

篠原憲文:そうですね、該当する方もいると思います。

武田徹:息子さんに将来贈与しましょうと思っている方、あるいは相続しましょうと思っている方は、やっぱり知っておいたほうがいいなぁ。

篠原憲文:知っておいたほうがいいことって他にも色々ありまして、いやぁ、うちは財産がないからもめないよ、とか色々あるじゃないですか。

武田徹:うん(笑)

篠原憲文:そこについてなんですが、実は相続財産が5000万円を超える人達。超えてくると、段々訴訟する件数が減るというデータがありまして。

武田徹:ほぉ。

篠原憲文:実は3000万円前後というのが一番訴訟が多いというデータがあるんですよね。

武田徹:なるほどぉ。

篠原憲文:で、分け方というところで、後で親族が争うという相続が。

武田徹:悲しいよねぇ、これぇ。本当に。

篠原憲文:そういう時の為に、色々考えを、というところで、段々と紹介していきたいと思っております。

武田徹:なるほど。今日は法律変わるんだぁということだけでも覚えておられるといいですよね。

篠原憲文:知っていたほうがいいと思います。

武田徹:特にね、天国に行く時にさ、亡くなった後に相続税で兄弟がえらい喧嘩するっていうのが、本当に多いんだよなぁ。

篠原憲文:私には関係ないよね、と思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、ちょっとその関係のない人たちが減りそうだと。まぁ値上がりしそうだということですね。

武田徹:しかも、財産がないよって言ったって、お宅自身もそうだし、土地も財産なんだから。

篠原憲文:そうなんですよね。

武田徹:単なる現金だけじゃないからね?住んでおられるところも含めて全部評価額に入るわけでしょう?それを贈与するというところで色々な問題が発生すると。それも後2年後に法律が変わると。

篠原憲文:まもなくですね。

武田徹:今8000万円くらいまでは税金が掛からないんだけど、それが?

篠原憲文:4800万円までになるという。

武田徹:だそうでございます。その辺りも、我々くらいの年代になると知っておいたほうがいいと。知っていれば、息子、娘たち苦労しないもんね。

篠原憲文:そうなんです。まさに子どもの世代からしたら、相続の話なんてどういった話だ?なんて思っている人が多いと思いますから。

武田徹:うん。

篠原憲文:できれば親の世代でカバーしてあげられたら、助かるんじゃないかと思います。

武田徹:そういうことですよね。今回もお話をありがとうございました。

篠原憲文:ありがとうございました。

 

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