つばさ公益社さんは、新しいお店をオープンするそうですね。
そうなんです。7月1日から工事が始まりまして、上田市の踏入という場所に、新たに「つばさホール上田踏入店」という家族葬を中心に行うホールです。秋ごろオープンを予定しております。
次々と建てておりますが、何店舗目ですか?
4店舗目になりますね。
すごいですね。今もお葬式の形態が変わりつつありますけれど、踏入店はどちらかというと小規模なお葬式に特化している店舗ということですね。
そうですね。家族葬専門のホールになるのですが、ご自宅に故人様をお連れ帰りして過ごすというのも中々大変なので、我々は滞在型のホールで、一泊二日でお葬式をするというようなイメージで、カバン一つ持って利用できるような施設になっていますね。
「滞在型」「一泊二日」というと、宿泊できるような施設になっているわけ?
はい。付き添いができるようになっておりまして、バスルームやちょっとしたキッチンなども併設していると。
キッチンがあるということは、自分たちで簡単な調理ができるということですか?
そうですね、お湯を沸かしたりもできますので。
いやぁ、今までそういう葬儀場ってあったかね?
どちらかというと、ご自宅で通夜・葬儀をするというのが従来の形なので、時代のなりに合った施設ではないかと思いますね。
しかも、つばさ公益社さんのお葬式といえば、お値段が非常に明瞭ということで、非常に安心だよね。
ありがとうございます。先ほどの、施設を2日間使って葬儀をするという形で、一番お安いプランでいくと、14万円くらいから提供しているのと、最近は宗教儀礼がなく火葬だけという形が増えてきているのですが、こういった火葬式ですと5万9,800円~で火葬のお手伝いをしております。
へぇ~、そうなんだ!
病院などの搬送から、火葬をするところまでサポートいたします。火葬料金だけ別途負担していただくようになるので、5万9,800円+火葬料金がつばさで提供している最低限のプランになりますね。
明瞭会計ですね!この前お話されていた音楽葬は、今もおやりになってるの?
もちろんです。ご好評いただいておりまして、様々な想い、状況の中で、最期は音楽でおくりたいという方向けに、ピアノ・チェロ・バイオリンの演奏でおおくりできる奏葬式ということで、これも3万円~で提供しております。
しかも、このコロナ禍で大変なミュージシャンの皆様の為でもあるわけだよね。
そうなんです。まだ舞台で演奏したりライブをしたりするというのは、中々難しいと思いますから。
さて、次回のおくりびとからのメッセージはお盆明けになっちゃうんだよね。なので、今日は「お盆」のお話ということで。もうじきお盆だもんね。
そうなんです。特に、今年四十九日を終えて初めてのお盆を迎えるという方にとっては「新盆」になるわけですが、そういう方はどういう準備をすればいいのかお悩みだと思うので、今日は「コロナ禍のお盆」ということで少しお話しできたらと思っております。
はい。よろしくお願いします。
来週、オリンピックが開幕して、8月8日までが開催期間だと。そして、その後がお盆の期間だと。
そういうことですよね。
先週「コロナ禍でのお盆をどう過ごしますか?」というアンケートがあったのですが、ちなみに「お盆休みは取得しますか?」という質問に対して。
どうなんだろう?休みを取ったって、都会では緊急事態宣言がまだ続いているから、都会の人は田舎に帰れないよね?
そうですね。そしてどう答えたかという事なんですが、お盆休みは7割の方が休みを取ると。これは例年の数字と比べてもほぼ変わりなく、コロナは関係なく皆さんお休みを取るということで。
なるほど。
では、どう過ごすのか。
そこだよ。
離れて暮らす家族と過ごしたいですと仰る方は例年でいくと2割くらいですが、今年は8%ということで、離れて暮らす家族に会いに行くという予定を立てている人は、かなり減っていると。
減っているよね。
最多回答は、同居している家族と過ごしますということで、52%でした。そして、お墓参りをしたいという方が32%、お墓参りには行けないけれど、仏壇には手を合わせたい、もしくは供養をしたいという方が22%ということで。何らかの形で供養をしたいという方が6割近かったという回答になっています。
やはり、お盆というのはそういった意味があるという事なのかな。でも、普段より割合は減っているわけ?
実は、お盆期間に供養をしたいという方は増えているんです。
あっ、増えているんだ!ふ~ん。
去年は全くもって減ったんですよね。去年は外出自粛が厳しくて実家に帰れない状況でしたから。
そうなんだ。
去年の結果を踏まえて増加していて、そういった気持ちになっているようですね。
ふ~ん。
他の調査も引っ張ってくると、最近になって法事の需要が戻りつつあると言われていまして。
そうなんだ。
昨年は法要というものが激減したんですよね。今年は需要が戻ってきているのですが、規模は戻っていなくて、基本的には同一家族5~10人で行うのが多くて、20人を超えてくると近所とか親戚となるのですが、ちょっと難しいという状況のようですね。
まぁ、色々あるからな。
ですので、そういった方はお寺やご自宅で、最小限で行っているようですね。あとは、お盆の法要についての意識変化というものがありまして、例年に比べてちょっと変わった数字が出たのが、「お盆の法要を毎年行うべきだ」と答えている人が10%くらい減っていて、「新盆以外はやらなくてもいいのではないか」という人が増えているということで。供養をしたいという方が増えているのですが、供養感覚が薄れてきているという。
そういうことなんですね。ふ~ん。
来月お盆だなぁ、お世話になったし挨拶に行こうかなぁと考えている、行く側のお悩みと、受ける側のお悩みというのがあると思うのですが。
はいはい(笑)
コロナ禍での新盆の迎え方という意味では、例えば迎え火を焚くとかは例年通りでいいと思うのですが、人をどう迎えるべきかというところで少しお悩みが出てきますよね。
でしょうね。
お盆といえば、来ていただいた方にお茶を振舞って思い出話を聞いたりするのがいい時間だったのですが。コロナ禍でのお盆のキーワードは「短時間」ということなんですよね。
う~ん。
お家に靴を脱いで上がるというよりも、なるべく玄関先で済ませましょうというのがコロナ前でもありましたが、現在は特にそうしたい、ということですよね。で、お家の中に入るというと、例えば最近皆さんも体験したことがあると思うのですが、お店に入るときに手指消毒や体温チェックをしますよね。
各家庭でそれをやるっていうのは大変だもんなぁ。
そこで、家の中に上がらなければ、そこまでしなくていいのではないかというのがあって。
うんうん。
なるべく玄関先で挨拶をして、最小限で、といった形が今のトレンドだということですね。で、こういった短時間で済ませないといけないというのは、本来であればもっと話したいからお盆に行っているのに、それができなくて寂しいというのがあると思います。そこで、古来の方法なのですが、手紙を用意していただいて。
なるほど。
そこで、供養とか礼儀というのは身体性が大事というのがあって、体で現地に伺ってお顔合わせをするというのはとても大事ですよね。そこで伝えきれないお話はお手紙に書いて持っていくというのは、いいかなぁと思います。
それも一つのアイデアですよね。
お盆も様変わりしてきて、その一つに香典の在り方というのもあって。現代でいけば、なるべく香典を持って行かないというようになってきていますよね。で、お顔出ししてお線香をあげて、お邪魔しましたということで、連絡先やお名前を記す程度になってきています。段々と軽減化されてきているのですが、とはいえお盆の期間にお顔出しをするのであれば、短時間で済ませるためにも、手紙を用意したりするといいですね。
お盆の過ごし方も随分変わってきていると。以前は檀家さんの家をまわる和尚さんとかいましたが、去年あたりからそういったことはなくなりつつあるでしょうね。
去年はお寺さんでもご自宅に伺うのをためらっている、もしくは休止されているお寺が多かったですね。
なるほどね。
今年はどうなるか予測はできないですが、ちょっとやり方が変わってきているというのはありますよね。
お盆の時期はつばさ公益社さんも忙しいんですか?冬の方がやっぱり忙しいんでしょ?
冬はもちろん忙しいのですが、お盆の時期は法要の予定がありますね。ご自宅で行うのが難しい方がホールを希望することもあるので、少し忙しくなりますね。
なるほど。篠原さんはお墓参りの時間取れますか?
佐久の地域は8月1日がお墓参りの時期なのですが。
そうなんですか!佐久の地域のやり方は、どうなんですか?
8月1日にお墓参りをして、お盆の13日から玄関先で迎え火を焚いて、というような流れですね。
佐久の地域というのはほとんどそういう感じなんですか?
そうなんです。かつてあった戌の満水という洪水被害の影響で、1日にお墓参りで、13日はお墓参りというよりは、家で過ごしたりしますね。
お盆の過ごし方には地域差というのがありますが、皆様はお盆をこれからどう過ごされるのか、というお話でした!