直葬ってどんな葬儀?葬儀の流れや費用を解説

「直葬」という葬儀形態を選ぶ人が増えています。
高齢化や核家族化、コスト面を考慮してなど、直葬を選ぶ理由は様々です。

しかし、直葬を考えている人の中には
「直葬も良いらしいけど、あんまり詳しく知らない…」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

そこで、この記事では、直葬とは何かを説明していきます。

また、直葬をする際のメリットや、具体的な流れ、実際にどのくらいの費用がかかるかについても解説しています。

直葬とは?

直葬とは、「通夜や告別式等を行わず、火葬だけを執り行う葬儀」のことです。
納棺後に行われる宗教的な儀式は一切行わず、直接出棺するため「直葬」と呼ばれます。

直葬の他に、「火葬式」と言われることもあります。

直葬は、家族や親族、親しい友人のみで行われ、参列者は数名程度です。
また、喪主が宗教者を呼ぶかどうか選択できます。

直葬は、近年急増している葬儀形態の1つです。

小規模に行うことでコストを抑えられる、高齢化により呼ばれても葬儀に行くことが難しい人が増えている、核家族化により静かに行う葬儀を選ぶ人が増えていること等が増加した主な要因です。

また、直葬は食事する場を設けないので、コロナ禍においても選択しやすい傾向にあります。

直葬のメリット

では、直葬にはどのような特長があるのでしょうか?

一般的な葬儀と比較したときのメリットを3点まとめました。

コストを抑えられる

まず、1つ目のメリットは、「コストを抑えられること」です。
直葬は通夜や告別式を一切行わないため、葬儀の式場や祭壇の使用料は必要ありません。

参列者の人数が少なく、返礼品等にかかる費用は少なくてすみます。
さらに直葬は、食事の場を設けませんので、飲食の接待費用も発生しません。

反対に直葬で必要となるのは、遺体の搬送や安置、棺、火葬にかかる費用です。

また、菩提寺による読経等をお願いする場合は、別途料金がかかることがあるため注意が必要です。

ただし、読経費用まで含めたとしても、直葬は一般的な葬儀よりコストを大幅に抑えることができます。

葬儀にかかる準備や時間を最小限に出来る

2つ目のメリットは、「葬儀にかかる準備や時間を最小限に出来ること」です。

一般的な葬儀では、喪主をはじめとした親族には様々な役割が求められます。
参列者の接待、料理や返礼品の手配、遺影写真の準備などなど。

さらに、訃報の連絡や挨拶など、葬儀を行う際の準備も必要になります。

参列者も葬儀場や火葬場への移動、香典の準備をしなければなりません。
また、通常は2日目に通夜、3日目に告別式と火葬が行われるため、長時間にわたって拘束されます。

しかし、直葬であれば当日に火葬場に集まり、その場での最後のお別れの時間。

その後、火葬の待機時間があり、すべて合わせても数時間となります。
このように、直葬は遺族も参列者も葬儀にかかる負担を最小限に抑えられます。

メリット3 葬儀後のお礼や挨拶を減らせる

3つ目のメリットは、「葬儀後のお礼や挨拶を減らせること」です。

一般的な葬儀では、香典をもらった際の香典返し、葬儀を手伝ってもらった人への挨拶回り等、葬儀後にもやらなければならないことが多いです。

しかし、直葬では香典をもらうことや、葬儀を手伝ってもらうことはありません。
そのため、葬儀後の対応を最小限に抑えることができます。

直葬の流れ

では、直葬はどのような流れで行われるのでしょうか?
順番に説明していきます。

1. 臨終・お迎え・安置

亡くなった後、医者に「死亡診断書」を作成してもらいます。

その際に葬儀社を紹介されることもありますが、葬儀社が決まっている場合は、断ることもできます。

その後、葬儀社に遺体を安置場所まで運んでもらいます。
遺体を死亡後24時間以内に火葬することは、法律で禁止されています。

そのため、安置場所を事前に確保しておく必要があります。
自宅で安置できる場合は、自宅への運搬も可能です。

2. 納棺・出棺

遺体を花や個人の愛用品と一緒に納棺します。
ただし、納棺してはいけない品物もあるので、注意が必要です。

火葬場の予約時間や、現地までの所要時間を考慮して出棺します。
遺族は出棺と同時に出発するか、予約時間に合わせて直接火葬場へ向かいます。

3. 火葬

火葬場に到着したら、最後にもう1度お別れをします。
通常は5〜10分程度で、家族や親族のみで行います。

故人と親しかった人が弔問を希望している場合は、事前に確認が必要なので注意しましょう。

僧侶を招いて、火葬炉の前で読経をしてもらうこともできます。
火葬が終わるまで1〜2時間程度、遺族は控室で待機します。

4. 骨上げ

遺族は、火葬後に遺骨を骨壷に納める「骨上げ」を行います。

2人1組になって、専用の箸で同時に遺骨を挟み、骨壷に納めます。
喪主から血縁の深い順番で行います。

一般的に、骨は足側から、喉仏を最後に納めます。
骨上げは、やり方に地域差があるので、事前に確認しておきましょう。

直葬の費用

直葬では、「葬儀社」「火葬場」それぞれに支払う費用が必要です。

葬儀社にかかる費用

葬儀社に支払う費用の相場としては、20万円前後となっています。

一般的には、「棺や骨壺、棺用布団等の葬祭品」「ドライアイス」「遺体の搬送費」「安置室利用料」等が含まれています。

 ただし、葬儀社や地域によってサービス内容が異なることがありますので、確認が必要です。

長野にある弊社の葬儀社では最安59,800円から直葬を承っていますので、詳細をお知りになりたい方は下記ページをご覧ください。

火葬場にかかる費用

火葬場の料金は、地域等によって異なります。

故人が住んでいた自治体が運営している火葬場を利用するのが一番費用を抑えられます。
ただし、都心部では人口に対して公営の火葬場が少なく、予約が埋まっていることもあります。

例えば東京23区は、人口970万人に対して、公営の火葬場は2カ所しかありません。(民営の火葬場はたくさんある)

一方で、弊社の葬儀社がある佐久市や上田市であれば、人口10~15万人に対して、公営の火葬場はそれぞれの市で1~2カ所あります。

費用も23区では4万円かかりますが、長野市であれば1.5万円程度ですみます。
このように地域によって火葬場の料金は大きく異なりますので、事前に調べておくのがおすすめです。

まとめ

今回は、直葬とは何かについて説明しました。
また、併せて知っておきたい、直葬にかかる費用や直葬の流れについてもまとめました。

直葬とは「通夜や告別式等を行わず、火葬だけを執り行う葬儀」のことをさします。

また、直葬を選ぶメリットとしては、「コストを抑えられる」「葬儀の手間や時間を抑えられる」「葬儀後の対応を最小限に抑えられる」ことが挙げられます。

そして、直葬は、「臨終・安置」「納棺・出棺」「火葬」「骨上げ」という順で行われます。
通夜と告別式はありませんが、それ以外は一般的な葬儀と同じ流れで行われます。

直葬の一般的な費用は地域差が大きいため、調べておく必要があるでしょう。

直葬について知りたい方、直葬を考えているがよく分からないという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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