家族葬と一日葬の違いとは?後悔しないために知っておくべき内容と選ぶポイント

近年、葬儀の形は多様化しており故人や家族の意思で家族葬や一日葬を検討されている方が増えています。

家族葬や一日葬は一般的な葬儀と比べ費用が安く抑えられることが特徴です。

しかし、「家族葬と一日葬の違いがよくわからない」「何を基準にして選べばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

今回は家族葬と一日葬の違いや選ぶ際のポイントについて解説していきます。

ぜひ参考にしていただき、故人や家族の思いに合わせて準備をしていきましょう。

何が違うの?家族葬と一日葬の違いとは

家族葬と一日葬の違いは葬儀にかかる日数参列者を限定する範囲です。

家族葬は一般葬と同様に2~3日かけて執り行われます。

参列者は家族や親しい人たちに制限して行われるため、少人数の小さい規模の葬儀となります。

葬儀の基本的な流れは一般的な葬儀と同様で一日目にお通夜、二日目に告別式となります。

一方で一日葬はお通夜を行わず、葬儀・告別式、火葬を一日で執り行う葬儀です。

参列者は家族葬のように制限はなく一般の方でも参列が可能になります。

家族葬のメリット・デメリットとは?

メリット①親しい人だけでゆっくりと最後のお別れができる

家族葬は家族や気心の知れた友人など親しい人のみで行われます。

そのため弔問客への対応などに追われることなくゆっくりと最後のお別れの時間を過ごすことができるでしょう。

メリット②故人や家族の思いを反映させた自由な葬儀ができる

小規模な葬儀である家族葬は、故人や家族の思いや趣味を反映させたその人らしい葬儀を実現しやすいメリットがあります。

メリット③参列者や予算を事前に把握しやすい

家族葬は葬儀の日時を限られた人にしか知らせないため、当日の参列者や食事、返礼品がどれくらい必要か事前に把握することができます。

デメリット①参列したくても出来ない人が出てしまう

家族葬は参列者を限定してしまうため、参列したいのにできない人が出てくるおそれがあります。

特に故人と仕事関係などで親しかった人いついては、家族が故人との親交をよく知らないことがあります。そのため葬儀の案内ができず弔意を受け取る機会が失われてしまうおそれがあります。

デメリット②香典が少なくなる

家族葬では参列者が少ない分、香典も少なくなります。

その分飲食費や返礼品代を抑えられるかもしれませんが、場合によっては自己負担が大きくなることもあるでしょう。

デメリット③葬儀後に自宅に弔問客が多くなる可能性がある

葬儀に参列できなかった人が後日、自宅に弔問に訪れる可能性が高くなります。その場合葬儀後に対応に追われることになったり、予想外の香典返しが必要になることがあるでしょう。

一日葬のメリット・デメリットとは?

メリット①家族の負担を減らすことができる

一日葬は1日で葬儀が完結します。そのため家族に体力的な不安がある場合に負担を減らすことができます。

メリット②親族の宿泊の心配がいらなくなる

遠方に住む親族が参列する場合、一日葬であれば日帰りでの参列が可能になる場合があります。そのため宿泊先の手配などの負担が少なくなるでしょう。

メリット③費用が抑えられる可能性がある

一日葬ではお通夜を執り行わないため、その分会場利用費などの費用が抑えられます。

また参列者が少ないことに伴い食事や返礼品の準備も少なく済むでしょう。

デメリット①菩提寺の許可が必要になる

一日葬はまだ新しい葬儀のスタイルになります。そのため本来のお通夜・告別式・火葬式の流れを行わないことに反対される可能性もあります。

菩提寺がある場合は一日葬に対応してもらえるか事前に相談が必要でしょう。

デメリット②その日に予定がる人は参加できない

一日葬では参列する日が1日しかないため故人にとって親しい人であっても参列が困難になる場合があります。

デメリット③費用は変わらない可能性がある

一日葬でお通夜がなくてもご遺体は前日から安置されるため、2日分の費用がかかる可能性があります。予想と違い会場費は変わらないことがあるため事前に確認しておく必要があるでしょう。

家族葬と一日葬どちらが費用を抑えられる?

家族葬と一日葬ではどちらがより費用を抑えられるのでしょうか?

一般的には「家族葬」が約140万円、「一日葬」が約130万円と、一日葬のほうが少し費用を抑えられると言われています。

お通夜を行わない一日葬ですが、葬儀費用全体では家族葬と大きな差はありません。

一日葬であってもご遺体は前日から会場に安置するため、2日分の会場費が発生することが理由と考えられるでしょう。

葬儀費用飲食費返礼品総費用
家族葬約100万円約20万円約20万円約140万円
一日葬約90万円約20万円約20万円約130万円

どちらがいいか悩んだときの選ぶポイント

これまでに家族葬、一日葬のメリット・デメリットや費用に関して説明してきました。

しかし自分たちにはどちらが合っているかわからないという方も多いと思います。

以下に選ぶ際のポイントをまとめましたので参考にしてください。

家族葬を選んだほうがいい場合

  • 家族や親族の人数が少ない
  • 親しい人だけの少人数の葬儀をしたい
  • 形式にとらわれない自由な葬儀がしたい
  • ゆっくりと最後のお別れをしたい
  • お通夜を省略したくない
  • 参列者を募っても人数が少ないことが見込まれる

一日葬を選んだほうがいい場合

  • 葬儀費用は少しでも安く抑えたい
  • 遠方の親族が多い
  • 参列者や親族に高齢者が多く体力面での負担を減らしたい
  • 広く多くの人に参加してほしい

まとめ

今回は家族葬と一日葬の違いについて解説しました。

家族葬は参列者を制限した葬儀、一日葬は日数を制限した葬儀で、どちらも一般的な葬儀を簡略化した新しい形の葬儀です。

家族葬と比べ費用面では一日葬の方が少し負担を抑えられますが、他のメリット・デメリットも踏まえて選択する必要があります。

後悔しない葬儀の形を選ぶためには生前から、どのような葬儀にしたいか家族と話し合っておくことが大切でしょう。

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