2019.11.16 おくりびとからのメッセージ  「相続問題」

武田
武田

松本の福澤みな子さんから、お便りをいただいております。

「先月の放送で戌の満水のお話しをしました。大変な水害があったのだと驚きました。先日ワイドショーで仏壇じまいという特集をやっていて、驚いてしまいました。墓じまいのお話しは篠原先生にもお聞きしたことがありましたが、今は生活スタイルや考え方の変化によって、お仏壇を手放す方、そしてリメイクしてサイズを小さくしたり、2つに作り直して兄弟で管理したりするそうです。田舎の家には必ずと言って良いくらい大きな仏壇あります。」

私の本家にもありますねぇ。

「自分がいなくなったら管理する人がいなくなるのでは、と、他人事ではない話題でした。11月30日のおひとりさまの生前契約の講座に申し込みさせていただきました。」

篠原
篠原

ありがとうございます!

武田
武田

今月、終活講座をやるんですよね?

篠原
篠原

「おひとりさまの為の終活講座」ということで、行政書士のよつば相互事務所の井出先生をお招きして、一人で不安に苛まれている方が、どういうことをしていったら安心して過ごせるのかご紹介する会を予定しています。

武田
武田

おひとりだけだと何となく不安だよね。自分が亡くなる時やその後はどうなっちゃうんだろうと、不安な方多いんじゃないのかなぁ…。

篠原
篠原

おひとりさまというと天涯孤独というイメージもありますが、実は多くの方がいつおひとりさまになるやもしれない時代なんです。

武田
武田

夫婦で一緒に亡くなるってことは中々難しいからな。

篠原
篠原

そうですよね。2人暮らしでどちらかが先に逝ってしまわれると独り者になりますし、子供がいる家庭であっても、普段から離れて暮らしてるケースも多いですから、おひとりさまに備えるというのは多くの方にとって関係しています。

では、どんな備えができるかという話になります。元気な内であれば色々手立てがありますが、やはり先延ばししてしまいがちな話ですよね。

武田
武田

そうだよね。

篠原
篠原

声にも上げづらいものですし。

武田
武田

つまり縁起でもないってことですよね。言霊という言葉がありますが、これは言霊なんて言っていられないお話ですよ?その日は必ずやってくるんだから。

篠原
篠原

それに、日々心が不安な状況に置かれて、心の健康が失われるということもあります。

武田
武田

健康にも良くないね。

篠原
篠原

そうですね。実は、最近一人っ子の相続問題が起きがちで、例えば兄弟が2~3人いる家庭はあまり問題にならないのですが、一人っ子が50~60代になると問題が起きるんです。

武田
武田

兄弟間の相続問題は分かるけど、一人っ子の相続問題って?

篠原
篠原

そもそもの法定相続人というのが、いわゆる甥・姪までというのが法定相続人になるのですが、つまり兄弟のいない一人っ子の家庭では、子供がいれば問題ないですが、相続人がいないという状況は結構世の中にありまして。

武田
武田

おぉ。

篠原
篠原

実際、法定相続人がいない場合は国が相続するのですが、これが年々増えています。ちなみに、2019年に国が相続した遺産が525億円と言われていて。

例えば、甥・姪はいなくとも、いとこがいるとか、いとこの子供であるはとことがいるということはあるのですが、こういった人とは相続人にはなれないので、例えば遺言書を作成しておくとか、場合によっては養子縁組を組むとか、色々な方法で対策をする必要がありますね。

武田
武田

亡くなる方が一人っ子の場合ということだよね?

篠原
篠原

そうなんです。そういう人達が段々増えてくる時代になってきました。

武田
武田

そういうことだね。

篠原
篠原

先程、お仏壇をしまうという話もありましたが、かつての、家督があって、家を残してくるという考えがあって起き得なかった問題が、現在様々起きてきています。仏壇もお墓もしまうし、相続でさえ相続人がいないような状況が増えてきています…。

武田
武田

そうですよね。

篠原
篠原

いずれにしても、事前であれば手立ては色々あります。例えば、生きてる内に介護や最終的な医療はどうするか考える。後は、病院に入院するにあたっても、身元引き受け人がいないと入院できない事がありますから。

武田
武田

そうなんです。

篠原
篠原

やはり元気な内にある程度、こうなったらこうしようと決めておくのは大事ですよね。

武田
武田

事前指示書の書き方とか、一人の場合どうするとか、代理人を介護師の方や医者の先生でもいいんだけれども決めておかないと、例えば認知症になって財産管理どうするのって話になってくるんだよね。

篠原
篠原

本当にそうですよね。待ったなしで後見人を決めているケースもありますが、決めていなくて周りが良きに計らえてやるけども、実際にやる権限を持てなくて苦しい思いをしている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

武田
武田

そうですよね。

篠原
篠原

医療についても、あらかじめ方針があればいいですね。どこまで治療したらいいのか、誰かに決断させるには重すぎる決断というのもありますから。

武田
武田

そうなんですよ。だから、例えば亡くなる前に私の治療はこのようにして下さいという、生前遺書っていうのがあるのね。

篠原
篠原

そうですね。

武田
武田

最近は各自治体でも用意されていますけど、慰労はやめてくれとか、最後はこう死にたいからこうして下さいというのをしっかり書面に残しておくと、周りの家族も、あるいは家族いない方でも、非常に1つの拠り所になるから。

篠原
篠原

そうやって自分の意思を残しておくのは、周りの人の負担を軽減できるかも知れませんね。

武田
武田

そうですよ。

篠原
篠原

生前も死後も、ましては死後行われる誰しもが避けて通れない手続きの負担とかもありますし。

武田
武田

立つ鳥跡を濁さずという言葉通り、亡くなった後周りの人に迷惑にならないようにする必要はあるよね。

篠原
篠原

ただ、結構難しいのが、色々な分野に跨っていることなんです。

武田
武田

そうです。

篠原
篠原

医療や介護や自治体、亡くなってから病院や葬儀社、終わったところでまた自治体へ、といったように。

武田
武田

そうそう。

篠原
篠原

こういったことは非常に色々な知識を持ってなければいけないので、11月30日の講演会でもひとまとめになるべく知識武装をしていただこうと思ってます。

武田
武田

なるほど。

篠原
篠原

是非知っているのと知らないとでは不安の大きさが違ってくることは沢山ありますから。

武田
武田

そうですね。というわけで、今回もお話ありがとうございました。

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