2020.05.16「つばさのお葬式ライブ」

おくりびとからのメッセージ

武田
武田

本日はSkypeを使ってご出演です。

篠原
篠原

リモートでの参加が増えてきたので、マイクを購入しました。

武田
武田

それはそれは、ありがとうございます。篠原さんは、IT企業にも勤めていたこともあって、詳しいねぇ。

篠原
篠原

ありがとうございます。今の仕事にも結構活きています。

武田
武田

そうみたいだね。お葬式ライブというのをやっているんですって?

篠原
篠原

そうなんです。5月1日から。

テレビ信州「news every.」家族葬のつばさ コロナウィルス対策紹介 ライブ配信 お葬式ライブ
テレビ信州さんでも紹介されました
武田
武田

コロナ禍でお葬式も出られないじゃないですか。そんなことを考えて色々とお始めになったんですか?

篠原
篠原

県を跨いでの移動は自粛しろとか、様々なところで注意喚起されていて、人の移動が容易にままならない状況ですよね。とはいえ、お葬式は不要不急かと言われると、僕は急を要するものだと思ってはおりますが…ただ、自粛をされるというお気持ちもよく分かりますので。

武田
武田

はい。

篠原
篠原

長野県では、都市圏から来る方が多いですが、最後に一目会いたくてもご事情があって駆けつけられない方がいらっしゃいまして。例えば、足が悪くて行くのが大変な方とか。そういう人たち向けに「つばさのお葬式ライブ」というのを提供し始めました。ライブ配信ということで、PC、スマートフォン、あとは最近のテレビやカーナビなど、色々なところから参加できるのですが、これは一方通行のテレビのようなものとちょっと違っていまして。

武田
武田

ほぉ?

篠原
篠原

いわゆる、放送している映像の横に、メッセージをやり取りできるような窓がありまして。例えばお通夜式と納棺式とお葬儀式の3つの立ち会いの場面がありますよね。

武田
武田

自宅などでそれを見ることができると。

篠原
篠原

そうです。例えば、顔が見えるとこまで移動してほしい、近くにいる家族にメッセージを伝えてほしいなどのリクエストを窓にメッセージで送っていただけると、要望に対応できるというサービスになっております。

武田
武田

もう既に提供はしていますか?

篠原
篠原

はい。5月1日から提供を開始しておりまして、現在、相談件数は、大体20件ぐらいです。

武田
武田

やっぱり多いね。

篠原
篠原

やはり、皆さんどうやってお葬式やったらいいのか、結構悩まれているのかなと思います。

武田
武田

そうだと思いますよ。

篠原
篠原

こちらのお葬式ライブ、価格は29,800円で提供しております。他には、香典手配というサービスを始めました。

武田
武田

どういうものなんですか?

篠原
篠原

これは、つばさのオンラインストアで、香典をクレジットカード決済していただいて、代わりに私共がお客様へ香典をお渡しするサービスです。あとは、御弔電ということでメッセージをお預かりしたり、遠方の方からのお花の手配を受けたりということで、離れていてもお葬式に参加できるような環境を提供しております。

武田
武田

なるほど。これは、お葬式の日にちが決まってからお葬式ライブをやりたいと言っても、可能なんですか?

篠原
篠原

もちろん対応致します。お葬式は急なことですから。それこそ、今日のお昼からお葬式でも対応できるように運営しています。

武田
武田

今は遠距離から来るのも憚られますので、そういう形で自宅で見ることができるのは、本当に便利ですね。

篠原
篠原

そうですね。まさか、こういう状況になるとは考えもしなかったですが…。実は、こういったお葬式のオンライン配信やインターネットを使った参列というのは、結構昔からあるんです。

武田
武田

そうなの?

篠原
篠原

いわゆる、色物といいますか…。

武田
武田

はいはい。

篠原
篠原

それは不謹慎じゃないかという理由で、今まで活用されてこなかっただけなんです。

武田
武田

分かるような気もします。

篠原
篠原

こういう時代になって、むしろ、社会的な距離をとって離れたり、離れている所から便利に参加できていいということで、随分世界観が変わったと感じます。

武田
武田

コロナウイルスで世の中がかなり様変わりしているのを、実際に我々は接していますから。まさに今、世の中が変わりつつある瞬間なんだろうなぁ。

篠原
篠原

間違いなくそうだと思います。後世には歴史の教科書に載るような転換点になるのかなぁと思いますね。

武田
武田

そうですね。で、もう一度、お葬式ライブに参加できるツールの説明をしてもらえますか?

篠原
篠原

スマートフォン、パソコン、タブレット、ゲーム機、カーナビなどですね。

武田
武田

カーナビでもいいんだ?

篠原
篠原

そうなんです。特別なソフトをインストールする必要はなくて、インターネットが見られるブラウザーさえあれば、どこからでも参加できるサービスで、且つ、ただ見るだけではなくて、見ている側からアクションを起こして、近づいてほしいとか、言葉を伝えてほしいとか、最後顔が見たいとか、そういう希望をやりとりできるようなサービスになっております。

武田
武田

亡くなった方の顔のアップを撮ったりとか、そういうこともせざるを得ないというかね…。これまでに何件ぐらいありましたか?

篠原
篠原

つばさで葬儀を行った方で検討された方は大体10組くらいで、実際に実施した方は今のとこいらっしゃらないのですが、ご相談としては20件ぐらい寄せられている状況です。

武田
武田

これは、つばさ公益社以外でも始めているようですか?

篠原
篠原

全国的に実は比較的増えつつあって、長野県内でも私共以外でこういったサービスを提供している会社はあります。

武田
武田

ほぉ。

篠原
篠原

一応、つばさでは、お葬式をご利用の方に提供するような形ですが。

武田
武田

そうなんですね。今までのようなお葬式が解除されましたが、やはりつばさ公益社もそうなりつつあるんですか?

篠原
篠原

4月から今日現在までの状況を簡単にご説明しますと、緊急事態宣言が一番厳しく意識されていた4月の後半は、佐久地域内では、ほぼ全てのお葬式が近親者のみの家族葬という状況でした。で、つい先日緊急事態宣言が一旦長野県は解除になりまして、徐々に社会的なお別れ、告別式を行う方も見られるようにはなってきましたが、今現状、お葬式は20名以下で、社会的なお別れ、告別式をする場合は時間にゆとりを持って、なるべく混雑を緩和するように、会食の際は気を付けましょうという案内をしています。

武田
武田

なるほど。

篠原
篠原

会食は、大皿料理を避けるということ、いわゆるお通夜のお食事の席だと、皆さん大皿料理で召し上がることが多いのですが、これを小盛りにしたりお弁当にしたり。あとはお酌というのが欠かせない社会儀礼であるのですが、このお酌を最小限に留めましょうというご案内ですね。あとはお通夜もそうですしお葬式の後のいわゆるお斎、いわゆる精進落とし、灰寄せと言われるお食事の席、これを持ち帰ることを推奨しております。

武田
武田

なるほど。色々工夫されているのですね。今しばし困難に耐えないといけないということなんでございますけれども、先程のお葬式ライブをやりたい方は、お電話などでご連絡すると可能ということですか?

篠原
篠原

そうですね、お電話でお問い合わせいただければ、諸々内容をお伝え致します。

武田
武田

なるほど。

篠原
篠原

実はその他に合わせてサービスのリリースをいくつかしていて、三密回避メーターというサービスを始めました。これは三密はよろしくないよねと言われていますが、とはいえ施設に訪れるまでそこの会場が混んでいるかどうかって分からないじゃないですか。

武田
武田

はいはい。

篠原
篠原

なので、つばさのホームページのトップページを見ると、今ホールはどのぐらい混んでいるのかが視覚的に分かるようになっていまして。

武田
武田

なるほど。

篠原
篠原

今なら安心して来れますとか、今混んでいるので時間を避けた方が良いですね、というのを毎時更新して情報提供しております。

武田
武田

じゃあ、今混んでるからもうちょっと後にしようとかそういうことがすぐ分かるわけだ。

篠原
篠原

そうですね。

武田
武田

いやぁ、色々な事をおやりになっていますね。その他にありますか?

篠原
篠原

あとは、つばさの後葬といいまして、いわゆる近親者のみのお葬式をやむなく行ったんだけれども、ちゃんとしたお別れをしたいという方向けに、落ち着いたところでお別れ会をしませんかというサービスを始めています。

武田
武田

これはどういうものなんですか?具体的には。

篠原
篠原

これはイメージとしたら、著名人のお葬式などは前段で密葬で家族だけで行って、そのあと社会的なお別れをしたりしますよね。

武田
武田

はい。

篠原
篠原

例えば、法事などのタイミングに合わせて、社会的なお別れが少し足りなかった方にフォローできるようにサービスしています。

武田
武田

そういうことなんだ。色々なサービスの方法があるということでね、今驚きましたけれども。ライブ配信という方法は、これから盛んになる可能性は十分ありますね。

篠原
篠原

そうですね。もちろん従来の形もこれからも続いていくと思うのですが、新しい形の提案もあるかなぁと思います。

武田
武田

はい。篠原さん、本日はSkypeでのご出演ということで、ありがとうございました。

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