エンディングノートの書き方

ノート

エンディングノートという言葉を聞いたことはありませんか?

書店や文房具店に行けばたくさんのエンディングノートが売られていますし、「エンディングノート」という映画も上映されましたので、耳にしたことのある方も多いと思います。

今回はエンディングノートとは何か、どう書くのかについてご説明します。

そもそもエンディングノートって?

名前の通り、終わり(エンディング)を書き留める(ノート)ものです。

自分が死を迎えた時、または、意思を表示できない状態になった時のために、家族や友人に向け、自分の想いや生きてきた記録、様々な情報を書き記すノートです。

特に決まった形式はないので、自由なかたちで想いを残すことができます。

エンディングノートで自身の意思を明らかにしておくことで、残された家族が困ったり迷ったりするするトラブルを防ぐことができます。

エンディングノートに書く内容

市販のノートは記入する内容ごとに分かれて書きやすくなっているので、自分に合ったノートを買ってから書き始めてみてもいいでしょう。

また、最近ではスマートフォンやパソコンで記入できるエンディングノートアプリもあります。

一般的には下記のような内容を記入します。

お世話になった人への想い
家族や知人への感謝のメッセージを書きます。普段言葉ではなかなか言えない想いを伝えることができます。

自分の生きた道
これまでの自分の生きた道のりを記します。自分史を書くつもりで、これまでの歩みを振り返ってみる良い機会になるでしょう。

基本情報
名前、生年月日、住所、マイナンバー、血液型、電話番号、メールアドレスなど。

家族、親族、友人リスト
自分との関係、連絡先を記します。

意思表示ができなくなった時の介護、医療について
どういった介護や医療を希望するか記します。介護では具体的な施設やサービスを書いても良いでしょう。医療では延命措置をどうするか、臓器移植、献体を希望するかを記しておきましょう。後見人も書いておくと家族が迷わずにすみます。

財産について
口座番号、年金、不動産、預貯金、生命保険、年金、クレジットカード番号、借入金の情報を記入します。貴金属、骨董品、美術品など資産価値があるそうなものは記入しておきましょう。また、形見分けについても記しておきましょう。

葬儀・お墓について 
葬儀についての希望、菩提寺、宗派、参列して欲しい人、お墓や供養の方法を記入します。希望の遺影写真があれば伝えておきましょう。

PC、SNSアカウント
PCやSNSのアカウントや会員情報を記入します。また、亡くなった後のアカウント処理の方法についても記しておきましょう。

遺言書との違いは?

エンディングノートは遺言書と違って法的拘束力がありません。ですので、財産分与などで揉め事があった時の解決策とはなりません。あくまで自身の意思を伝えるためのノートだと思っておきましょう。別に遺言書がある場合は、エンディングノートにその旨を書き記しておくと良いでしょう。

エンディングノートまとめ

エンディングノートは必ずしも必要なものではありませんが、あれば家族にとって故人を偲ぶ大切な思い出となります。

また、親族間のトラブルを避けられたり、供養に迷わずに済んだりと、残された家族の負担を軽減できます。

そして何よりも、自分自身の人生を見つめ直すことができ、残りの人生を有意義に生きるきっかけとなります。

一度にすべて書こうとすると、項目が多すぎて途中で挫折してしまうかもしれません。少しづつ、これまでの人生を振り返り、楽しみながらエンディングノートを記してみてはいかがでしょうか?

 

 

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