独り身は葬儀をどうする?自分らしく身じまいするためにしておくべき6つのこと

独り身であれば、「自宅で急に倒れたらどうなるんだろう」「死んだ後のことは誰がしてくれるんだろう」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?

突然の死を迎えることになっても、遠い親戚や友人・知人に負担をかけることは避けたいと思います。

そこで今回は独り身の方が死を迎えるまでにしておくべき準備を6つ紹介したいと思います。

独り身だからこそ人生の最後まで自分らしく身じまいができるように、今回の記事をぜひ参考にして準備をしていきましょう。

独り身の老後はどうなる?現状と生前に準備が必要な理由

最近では生涯独身をつらぬく人や子供のいない夫婦が配偶者に先立たれてしまったなど、独り身で過ごしている人が増えています。

超高齢化社会の日本は2035年には人口の約半分の人が独り身で過ごすことになると言われており、今後は高齢で独り身の人が増えてくることが予測されるでしょう。

特に死亡した際には様々な手続きや対応が必要となり、親族や知人・友人になどに大きな負担をかけることになります。

親戚や知人・友人に負担をかけないことはもちろん、老後の不安を解消するためにもいつ何があってもいいように準備を進めておく必要があるでしょう。

準備をしていくことは自分の人生と向き合う機会にもなります。

自分の意思や希望を伝えられる今から準備を少しずつ進めていきましょう。

1、親族や友人の誰に頼るか決めておく

まず病気や突然の死を迎えることになった時、誰に頼るか決めておきましょう。

親族がいても疎遠であったり迷惑をかけたくないという場合は任意後見制度死後事務委任契約という制度を利用することがおすすめです。

任意後見制度

任意後見制度とは認知症などで判断力が低下した場合に、お金の管理や医療・介護サービスの事務手続きをしてくれる人を指定できる制度です。

親族以外の人にも依頼ができるため、信頼できる友人や知人に依頼することができます。

手続きをしておけば、遠い親戚に不本意に財産を使われるなどの心配がなくなるでしょう。

死後事務委任契約

死後事務委任契約とは独り身や身寄りがないなど何らかの理由で、亡くなってからの手続きを誰にも依頼できない場合に活用できるものになります。

死後事務委任契約で委任できる手続きは以下のとおりになります。

  • 葬儀や納骨、永代供養などの法事関係
  • 死亡届、年金受給の停止などの役所での手続き
  • 公共料金の解約などライフライン関係
  • 医療費や入院費の精算
  • 家賃や管理費の精算、老人ホームなどの退去手続き
  • 相続財産管理人の選任、遺品の整理・処分などの財産関係

契約は親族や友人など誰とでもすることが可能です。信頼できる友人や知人も全くいない場合は、専門業者や弁護士などの専門家に依頼するほうがいいでしょう。

2、葬儀の生前契約をしておく

独り身の場合、葬儀やお墓の準備も自身で済ませておく方が良いでしょう。

故人が独り身の場合、親族が代わりに手続きや葬儀などの対応を行うことになります。

全く身寄りがない場合には行政や自治体が遺体を引き取り火葬や埋葬を行いますが、宗教儀礼はなく簡単な火葬や埋葬になるでしょう。

葬儀のために具体的には以下のことをやっておく必要があります。

  • 葬儀の形式を決める
  • 供養する方法を決める
  • 訃報の連絡リストを作成しておく
  • 遺影の写真を選んでおく

自分で事前に葬儀の準備や支払いを済ませておくことで遺族への負担を減らすことができるでしょう。

3、エンディングノートや遺言書をを書いて自分の希望を考える

独り身の場合、生前に自分の意思を伝えることが大切です。

意思や希望を伝えるためにエンディングノートを利用したり、遺言書を記しておく必要があるでしょう。

エンディングノート

エンディングノートとは、家族や友人へのメッセージや伝えたい情報や希望をまとめたノートです。

エンディングノートは書店やネットで販売していますが法的拘束力はなく、書き方に決まりはありません。

記載しておいたほうがよいものは以下の5つです。

  • 自分の生年月日や住所などのデータ
  • 医療や介護についての希望
  • 葬儀や供養の方法について
  • 財産について

遺言書

独り身であれば遺言書は必要ないと考える方も多いかもしれませんが、親族へ相続の意思がある場合は作成しておいたほうがよいでしょう。

自分の財産のありかを記載して誰にどの財産を渡すのか記しておくことをおすすめします。

4、お金の整理を行う

自分が死んだあと相続トラブルを防ぐためにも生前のうちにお金の整理をしておくことが大切です。

財産のありかをシンプルにまとめて、わかりやすいようにリストアップしておくことをおすすめします。

クレジットカードや通帳、印鑑の場所なども記載し家賃や保険、固定費の引き落としなどもわかりやすくまとめておきましょう。

5、断捨離をする

物が多いと遺品整理に手間や時間がかかるため、遺族への負担が大きくなります。

少しずつ断捨離を進め、身の回りの物を整理しておくことが大切です。

生前整理や断捨離は意外と体力や気力を使うため、高齢になって取り組むのは難しくなります。業者に依頼することもできますが費用がかかる上に、高く買い取ってももらうことは難しくなるでしょう。

自分が持っている物を把握することから始め、必要のない物は処分したり売るなどして整理しておきましょう。

6、自分に必要な福祉制度について知っておく

公的な福祉制度を知っておけばいざ困ったことがあった場合に安心です。

独り身の場合、将来自分だけでは解決できないことや困ることもあるでしょう。そんなときにどんな福祉制度があって利用できるか事前に知っておくことは大切です。

どんな福祉制度があって利用できるかは自治体によって異なるため、自治体の対応窓口に気軽に相談してみることがオススメです。

まとめ

今回は独り身の方が自分らしく身じまいをするためにしておくべきことを6つお伝えしました。

生前にきちんと準備をしておくことは親戚や友人・知人の負担を減らし、突然の出来事に対する不安が軽減されます。

そして人生を自分らしく終えることができるでしょう。

ぜひ今回の記事を参考にして、前向きな気持ちで準備を進めて行ってください。

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