冠婚葬祭互助会とはなにか?生前に葬儀に備える互助会について知ろう

葬儀には多額の費用がかかる上に、いつ不幸が訪れるかは予想が難しく、事前の備えが困難です。

それに伴い、最近は葬儀に対しての生前予約をする方も増えてきました。
葬儀費用に対する不安を軽減し、生前予約もできる制度があることをご存じでしょうか。

長い不況で経済的な不安を感じる方が多い昨今、葬儀費用の不安を軽減してくれる冠婚葬祭互助会に興味を持つ方や検索する方も多くなっています。

そこで、今回は冠婚葬祭互助会について詳しくご紹介していきます。

いざという時の備えとして、本記事を読んで参考にしてみてください。

1.冠婚葬祭互助会とは?

冠婚葬祭互助会はもともとは1948年に「一人が万人のために、万人が一人のために」という相互扶助の精神のもとで発足しました。

このように、冠婚葬祭に必要な施設や設備、道具類をそろえ、助け合うことを目的としてスタートしたのが冠婚葬祭互助会です。

冠婚葬祭互助会の名の通り冠婚にも対応しており、発足当初は冠婚の備えとする人が多くいたのが特徴です。

ところが、バブル崩壊後は女性の社会進出がすすみ、晩婚化が進みました。
それに伴い、地味婚といわれる小規模で自分らしい結婚式を望む人が増えました。

その一方で、少子高齢化の傾向が進み、今度は派手な冠婚に対する備えではなく、葬儀に対する備え、というニーズが高まってきたのです。

そこで、冠婚葬祭互助会も次第に結婚式から葬儀のサポートにシフトしていくことになりました。

そこで、現在は「冠婚」が抜け、主に「互助会」と呼ばれるようになったのです。

「冠婚葬祭互助会」への入会を検討している場合には、まず資料請求をしてみましょう。
資料を読んだうえで疑問があれば、事前に電話やメールで問い合わせをすることができます。

また、入会前に互助会で運営している会館などの施設を見学することもできます。
そこで、疑問点を解決し、施設に納得したうえで入会ができます。

現在では、今の時代に対応してオンラインで入会手続きが完了できる冠婚葬祭互助会も増えています。

また支払いもクレジットカードの導入が進んでいますので、支払い方法も口座引き落としからクレジットカード決済まで、あなたの希望で選択できるようになっています。

2.冠婚葬祭互助会の特徴

冠婚葬祭互助会には会員のニーズに対応できるよう、さまざまなプランが用意されています。

そのプランによって異なりますが、一般的には「1000円〜5000円」の掛け金を「60〜100回」程度支払うことで葬儀に備えます。

「冠婚葬祭互助会」では入会の際にプランを選択するため、葬儀社や斎場もその際に決定することになります。
あわせて葬儀の内容も決定することになります。

「冠婚葬祭互助会」の組織は全国各地にあり、転居した場合でもその掛け金を転居先の冠婚葬祭互助会で引き継ぐことが可能です。

ですから、新しい転居先で新しい斎場を決めなおすことができますし、葬儀内容はそのまま引き継がれます。

つまり、転居したからと言って、これまでの掛け金が無駄になることはありません。

3.冠婚葬祭互助会のメリット・デメリット

①冠婚葬祭互助会のメリット

まず、大きなメリットとして、冠婚葬祭互助会に加入する際に葬儀社や斎場、内容を決定しておくので、いざというときに慌てることがありません。

また、冠婚葬祭互助会に加入することで斎場の利用や葬儀をあげる際に大幅な割引を受けることができます。

しかも、結婚式や葬儀以外にも、飲食や旅行、レジャーなど会員割引価格で利用できるサービスを多数用意している冠婚葬祭互助会も多くあります。

ですから、多くの割引サービスを受けられる特典があると言えます。

しかも、掛け金を完納した後は、物価の変動があったとしても、加入当時のままのサービスを受けることができます。

これは経済状況の不安定な現在にとって、大きなメリットと言えるでしょう。

次に、加入者本人だけでなく、その家族も冠婚葬祭互助会の特典を利用することができます。
同居のご家族や、本人が喪主や施主を務める場合は誰の葬儀でも利用することが可能です。

さらに、上記にあてはまらない場合は名義変更をして利用することも可能になります。

②冠婚葬祭互助会のデメリット

まず、一般葬にかかる費用は200万円ほどと言われています。

掛け金を完納していても50万円ほどしかカバーできないということになりますから、葬儀費用の全額を、冠婚葬祭互助会の掛け金だけでは補えないということになります。

この点をあらかじめ理解しておかないと、葬儀の際にトラブルになる恐れがあるので、注意しましょう。

また、一度冠婚葬祭互助会に加入すると退会の際に手数料がかかってしまいます。
支払い済みの金額にもよりますが、最大で20%程の金額がかかることもあるようです。

ですから、退会の可能性がある場合には入会するかどうかを事前にしっかりと考えておくようにしましょう。

そして、家族が冠婚葬祭互助会に加入していたことを知らず、他社で葬儀を行ったとしても全額を返金してもらうことはできません。

この場合でも、冠婚葬祭互助会に対して返金を依頼して書類を提出することで返金を受けることはできますが、、積み立てた金額の10%〜20%の返金手数料を支払う必要があります。

ですから、事前に家族が冠婚葬祭互助会に加入しているかどうかは確認しておいた方が無難でしょう。

互助会について「積立金だけでお葬式ができない」、「解約させてもらえない」などで、もしお困りの方がいらっしゃれば、弊社にお問い合わせください。

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4.冠婚葬祭互助会がベストな選択とは限らない

ここまで、冠婚葬祭互助会についてご紹介してきました。

事前に葬儀のプランや斎場を決めておくことができる、葬儀社を決めておくことができる、お金を積み立てておくことができる、といった点でさまざまな魅力があります。

一方で、近年では200万円ほどの支払いが必要な一般葬を選択する人が減ってきているのも事実です。

大規模な一般葬を執り行う方もまだまだ大勢いるので、多くの人脈があり、大規模な一般葬を執り行うような方にとって、また多忙な方にとっては冠婚葬祭互助会の加入はたしかに大きなメリットがある選択肢です。

しかし、近年では極近親者だけで葬儀を執り行う機会も増えています。
最近では家族葬や直葬といった言葉を耳にする機会も増えているのではないでしょうか。

冠婚葬祭互助会にはさまざまなプランがあり、希望のプランを選択することができるようになっていますが、家族葬や直葬といったプランには対応していないことがほとんどです。

故人や自分のこだわりを取り入れた葬儀を執り行いたい場合や、今現在、家族葬や直葬を希望している方にとっては冠婚葬祭互助会への加入だけが選択肢ではないので、プランやサービス内容をしっかり検討した上で自身にあったものを選択するとよいでしょう。

直葬・家族葬についてお悩みの方は、積立て不要の低額59,800円〜葬儀を執り行えるプランを用意しています。

お悩み、お困りの際はお気軽にご連絡ください。

他社での積み立てを解約したい方へ

また、すでに互助会に加入している方で解約を検討されている方は、弊社で解約のサポートを承ります。

互助会の中には50万以上のお葬式でなくては使えないというケースもあります。
契約当初と予定が変わったり、低額の家族葬や直葬など、小規模のお葬式に変更したい場合でお困りの方はお気軽にご連絡ください。

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5.まとめ

今回は冠婚葬祭互助会について詳しくご紹介してきました。

冠婚葬祭互助会に加入すると、

  • 入会時にプランや斎場、葬儀社を決めておけるのでいざというときに慌てない
  • 1000円〜5000円の掛け金を60〜100回程度支払うことで葬儀に備える
  • 斎場の利用や葬儀をあげる際に大幅な割引を受けられる
  • 飲食や旅行、レジャーなど会員割引価格で利用できることがある
  • 掛け金を完納した後は、物価の変動があっても、加入当時のままのサービスを受けられる
  • 加入者本人だけでなく、その家族も特典を利用できる
  • 葬儀費用の全額は補えない
  • 退会の際に手数料がかかる
  • 他社で葬儀を行った場合は全額を返金してもらうことはできない
  • 近年では家族葬や直葬を行うことも多くなっているので、加入がベストな選択とは限らない

冠婚葬祭互助会にはさまざまなメリットがありますが、このメリットがすべての方に当てはまるわけではありません。

メリットとデメリットをしっかりと理解したうえで、加入するか否かを検討してみてください。

ご家族も利用できるサービスなので、ひとりで悩まず、ご家族で相談しつつ、自分の理想のお葬式を考えるきっかけになれば幸いです。

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