佐久市で葬儀をお考えの方に向けて、佐久平斎場を中心とした斎場・火葬場の詳細な利用ガイドをお届けします。予約方法から当日の流れまで、実際の利用に必要な情報を網羅的に解説いたします。
佐久平斎場の基本情報
所在地・代表・アクセス/駐車場
佐久平斎場の概要
佐久平斎場は、佐久広域連合(佐久市、小諸市、軽井沢町、御代田町、立科町)が運営する公営の火葬場です。平成7年に開設された比較的新しい施設で、最新の環境基準を満たした設備と、故人を偲ぶにふさわしい落ち着いた環境を提供しています。
所在地・連絡先
- 住所:〒385-0053 長野県佐久市長土呂875-1
- 代表電話:0267-88-8321
- FAX:0267-88-8322
アクセス方法
佐久平斎場は、佐久平駅から車で約10分の立地にあり、アクセスが良好です。公共交通機関を利用する場合は、JR佐久平駅からタクシーを利用するのが一般的です。自家用車でのアクセスが最も便利で、上信越自動車道佐久平PAスマートICから約5分、佐久ICからは約15分の距離にあります。
詳細なアクセスルート
- 佐久平駅方面から:駅前通りを南下し、国道141号線を経由して約10分
- 小諸方面から:国道141号線を北上し、長土呂交差点を右折して約3分
- 軽井沢方面から:国道18号線から国道141号線に入り、長土呂方面へ約20分
駐車場情報
佐久平斎場には十分な駐車スペースが確保されており、一般車両約30台の駐車が可能です。駐車場は無料で利用でき、身体障害者用の駐車スペースも完備されています。大型車両(マイクロバス等)の駐車も可能ですが、事前に連絡することをお勧めします。
施設周辺の環境
斎場周辺は静かな住宅地に位置し、故人を偲ぶにふさわしい落ち着いた環境です。近隣にはコンビニエンスストアや飲食店もあり、参列者の利便性も考慮されています。また、周辺道路は整備されており、冬季の積雪時でも安全にアクセスできるよう除雪作業が行われています。
バリアフリー対応
施設全体がバリアフリー設計となっており、車椅子での利用も可能です。エレベーターやスロープが設置され、高齢者や身体の不自由な方でも安心して利用できる環境が整備されています。
開場時間・休業日(1/1・友引)
基本的な開場時間
佐久平斎場の開場時間は、午前8時30分から午後5時15分までとなっています。この時間内に受付、火葬、収骨までの全ての手続きを完了する必要があります。時間外の利用は原則として認められていないため、余裕を持ったスケジュール設定が重要です。
休業日の詳細
佐久平斎場は年間を通じて以下の日が休業日となります。
- 1月1日(元日):完全休業
- 友引の日:六曜に基づく休業日(年間約60日)
友引の休業については、「友を引く」という意味から、火葬を行うと故人が友人を道連れにするという古くからの迷信に基づいています。科学的根拠はありませんが、日本の葬儀慣習として広く受け入れられており、多くの火葬場で友引は休業日となっています。
休業日の影響と対策
友引や元日をまたぐ場合、火葬日程が1-2日延期されることがあります。この場合、以下の点に注意が必要です。
- 安置期間の延長:遺体の安置期間が長くなるため、適切な保存管理が必要
- 費用の増加:安置期間延長により、安置料やドライアイス代等の追加費用が発生
- 参列者への連絡:日程変更を参列予定者に早急に連絡する必要
- 葬儀社との調整:延期に伴う各種手配の変更調整
年間スケジュールの確認
友引は六曜のサイクルに基づいて決まるため、年間カレンダーで事前に確認することができます。葬儀の日程を検討する際は、友引カレンダーを参照し、可能な限り休業日を避けた計画を立てることをお勧めします。
緊急時の対応
休業日に緊急事態が発生した場合の対応については、事前に葬儀社と相談しておくことが重要です。近隣の他の火葬場の利用や、日程調整の代替案について検討しておくと安心です。
火葬時間枠(一般火葬7枠)・所要時間
火葬時間枠の詳細
佐久平斎場では、1日に7つの火葬時間枠が設定されており、効率的な運営が行われています。各時間枠は以下の通りです。
- 第1枠:午前8時30分開始
- 第2枠:午前9時00分開始
- 第3枠:午前9時30分開始
- 第4枠:午前11時00分開始
- 第5枠:午前11時30分開始
- 第6枠:午後12時00分開始
- 第7枠:午後1時30分開始
火葬所要時間
各火葬の所要時間は約1時間45分となっています。この時間には、火葬炉への納棺、火葬、冷却、収骨までの全工程が含まれます。実際の火葬時間は約1時間程度ですが、安全な収骨のための冷却時間を含めて1時間45分の設定となっています。
時間枠選択のポイント
時間枠の選択は、以下の要因を考慮して決定することをお勧めします。
- 告別式の終了時間:告別式から火葬場への移動時間を考慮
- 参列者の都合:高齢者や遠方からの参列者への配慮
- 会食の予定:火葬後の精進落とし等の予定との調整
- 交通状況:通勤ラッシュや観光シーズンの交通渋滞を考慮
予約の優先順位
火葬時間枠の予約は先着順となっており、希望する時間枠が取れない場合があります。特に土日や祝日前後は予約が集中するため、複数の希望時間を準備しておくことが重要です。
当日のスケジュール例
午前11時開始の第4枠を利用する場合の一般的なスケジュール。
- 午前10時30分:佐久平斎場到着、受付手続き
- 午前11時00分:火葬開始
- 午後12時45分:火葬終了、収骨開始
- 午後1時15分:収骨終了、葬儀・精進落とし会場へ移動
収骨の流れ
火葬終了後の収骨は、遺族が立ち会って行われます。係員の指導のもと、故人の遺骨を骨壺に納める大切な儀式です。収骨には約30分程度を要し、この時間も全体のスケジュールに含まれています。
利用料金・付帯設備(公定料金)
火葬料・待合室・告別・拾骨室の料金
火葬料金の詳細
佐久平斎場の火葬料金は、佐久広域連合の構成市町村(佐久市、小諸市、軽井沢町、御代田町、立科町)の住民と、それ以外の地域住民で料金が異なります。
佐久広域連合内住民の料金
- 12歳以上:35,000円
- 12歳未満:18,000円
- 死産児、胞衣等:11,000円
佐久広域連合外住民の料金
- 12歳以上:69,000円
- 12歳未満:54,000円
- 死産児、胞衣等:33,000円
基本施設の利用料金
佐久平斎場では、火葬に付随する基本的な施設の利用は時間内であれば無料となっています:
- 待合室:火葬中の待機場所として無料利用可能
- 告別室:最後のお別れを行う場所として無料利用可能
- 拾骨室:収骨を行う専用室として無料利用可能
これらの施設は、火葬時間枠内(約1時間45分)での利用が前提となっており、時間を超過した場合は追加料金が発生する場合があります。
料金の支払い方法
火葬料金の支払いは、当日受付時に現金で行います。クレジットカードや電子マネーは使用できないため、必ず現金を準備してください。お釣りが出ないよう、できるだけ正確な金額を用意することをお勧めします。
料金に含まれるサービス
基本料金には以下のサービスが含まれています:
- 火葬炉の使用
- 待合室、告別室、拾骨室の利用
- 係員による火葬・収骨の立会い
- 火葬証明書の発行
予約〜当日の流れ
仮予約と本予約の違い(役所届出→許可証受領→本予約確定)
予約システムの概要
佐久平斎場の予約システムは、法的手続きと連動した二段階の予約システムを採用しています。これは、火葬許可証の交付を受けてから正式な予約が確定するという、日本の火葬制度に基づいた仕組みです。
仮予約の手続きと意義
仮予約は、故人が亡くなった直後に行う暫定的な予約です。この段階では、まだ死亡届の提出や火葬許可証の交付が完了していないため、正式な予約ではありません。
仮予約の手順
- 電話連絡:佐久平斎場(0267-88-8321)に電話で連絡
- 基本情報の伝達:故人の氏名、死亡日時、希望火葬日時を伝達
- 空き状況の確認:希望する時間枠の空き状況を確認
- 仮予約の成立:空きがあれば仮予約として受付
仮予約時に必要な情報
- 故人の氏名(フルネーム)
- 死亡年月日・時刻
- 喪主の氏名・連絡先
- 希望する火葬日時
- 概算の参列者数
役所での手続き(死亡届→火葬許可証) 仮予約後、速やかに佐久市役所市民課で以下の手続きを行います。
- 死亡届の提出
- 提出期限:死亡の事実を知った日から7日以内
- 提出場所:佐久市役所市民課(平日8:30-17:15)
- 必要書類:死亡診断書、届出人の身分証明書、印鑑
- 火葬許可証の交付
- 死亡届受理後、即日交付
- 交付手数料:無料
- 注意事項:火葬当日まで大切に保管
本予約への切り替え
火葬許可証を受領後、佐久平斎場に再度連絡して仮予約を本予約に切り替えます。
本予約確定の手順
- 佐久平斎場への連絡:火葬許可証受領の報告
- 許可証番号の伝達:火葬許可証に記載された番号を伝達
- 詳細情報の確認:火葬日時、参列者数、使用施設の最終確認
- 本予約の確定:正式な予約として登録完了
予約確定後の注意事項
本予約が確定した後は、原則として日時の変更はできません。やむを得ない事情で変更が必要な場合は、早急に連絡して相談する必要があります。また、予約確定後のキャンセルについても、他の利用者への影響を考慮し、慎重に判断されます。
当日持参物・受付での確認・現金支払いのタイミング
当日の必須持参物
佐久平斎場での火葬当日には、以下の書類・物品を必ず持参する必要があります。これらが不足していると火葬を行うことができないため、前日までに確実に準備してください。
法的に必要な書類
- 火葬許可証(原本):最も重要な書類で、これがないと火葬不可
- 使用許可書:佐久平斎場の使用に関する許可書
- 喪主の身分証明書:運転免許証、マイナンバーカード等
火葬に必要な物品
- 骨壺:収骨用の骨壺(通常は葬儀社が準備)
- 骨箱:骨壺を納める箱
- 白布:骨壺を包むための白い布
支払い関連
- 火葬料金(現金):35,000円(佐久広域連合内住民の場合)
- 追加施設利用料:多目的室・霊安室利用の場合
- お釣り用小銭:正確な金額での支払いが望ましい
受付での確認事項
佐久平斎場到着後、受付で以下の確認が行われます。
書類確認
- 火葬許可証の内容確認(故人氏名、火葬日時等)
- 使用許可書の確認
- 喪主の身分確認
火葬内容の確認
- 火葬時間枠の確認
- 参列者数の最終確認
- 使用施設(待合室、多目的室等)の確認
- 副葬品の有無と内容確認
料金支払いのタイミング
火葬料金の支払いは、受付手続き完了時に行います。支払い後、領収書が発行されるため、大切に保管してください。この領収書は、後の手続きで必要になる場合があります。
支払い時の注意点
- 現金のみ:クレジットカード、電子マネー不可
- 正確な金額:お釣りの準備に限りがあるため、できるだけ正確な金額を用意
- 領収書の保管:税務申告等で必要になる場合があるため保管
当日のタイムスケジュール例
火葬開始30分前到着の場合
- 火葬30分前:佐久平斎場到着
- 火葬25分前:受付手続き開始
- 火葬20分前:料金支払い、最終確認
- 火葬15分前:待合室で待機
- 火葬開始時刻:火葬炉前での最後のお別れ
緊急時の対応
持参物を忘れた場合や、書類に不備があった場合の対応について、事前に葬儀社と相談しておくことをお勧めします。特に火葬許可証を紛失した場合は、佐久市役所での再発行が必要となり、火葬日程に影響する可能性があります。
車両ルール(マイクロ1台+自家用6台以内目安・宮型霊柩車乗入不可・菱池信号進入退出不可)
車両台数の制限と目安
佐久平斎場では、火葬場の駐車場容量と周辺道路への影響を考慮し、1組あたりの車両台数に一定の制限を設けています。これは、複数の火葬が同時進行する中で、全ての利用者が円滑に施設を利用できるようにするための措置です。
基本的な車両台数制限
- マイクロバス:1台まで
- 自家用車:6台以内を目安
- 霊柩車:1台(ただし宮型霊柩車は除く)
- その他車両:事前相談により個別対応
車両台数超過時の対応
参列者が多く、車両台数が制限を超える場合は、以下の対応策を検討してください。
- 乗り合わせの推奨:可能な限り乗り合わせを行い、車両台数を削減
- 公共交通機関の利用:佐久平駅からタクシーを利用
- 近隣駐車場の利用:事前に近隣の有料駐車場を確認・手配
- 時間差での来場:火葬開始時刻に合わせて時間差で来場
宮型霊柩車乗入禁止の理由
宮型霊柩車(屋根に金色の装飾が施された伝統的な霊柩車)の乗入れは禁止されています。これは以下の理由によります。
- 高さ制限:施設の構造上、高さのある車両の進入が困難
- 道路幅員:周辺道路の幅員が狭く、大型車両の通行に支障
- 近隣への配慮:住宅地に位置するため、大型車両の騒音を避ける配慮
代替手段
宮型霊柩車を希望する場合は、以下の代替案があります。
- 洋型霊柩車の利用:高さ制限に適合する洋型霊柩車を使用
- 一般車両での搬送:適切な処置を施した一般車両での搬送
- 他の火葬場の利用:宮型霊柩車に対応可能な他の火葬場の検討
菱池信号からの進入・退出禁止
佐久平斎場へのアクセスにおいて、菱池信号からの進入・退出は禁止されています。これは交通安全と周辺住民への配慮によるものです。
正しいアクセスルート
- 進入時:国道141号線から長土呂交差点を経由して進入
- 退出時:来た道を戻るか、指定された退出ルートを利用
- 緊急時:やむを得ない場合は事前に連絡して指示を仰ぐ
車両誘導と駐車場管理
当日は、佐久平斎場の係員が車両誘導を行います。指示に従って駐車し、他の利用者の迷惑にならないよう配慮してください。また、駐車場内での事故やトラブルについては、当事者間での解決が原則となります。
特別な車両への対応
車椅子対応車両、大型車両、特殊車両等の利用を予定している場合は、事前に佐久平斎場に相談してください。可能な限り対応策を検討しますが、施設の制約により対応できない場合もあります。
副葬品ルール・持ち込み制限(詳細版)
OK:生花・少量の紙類・果物1個程度
副葬品に関する基本的な考え方
佐久平斎場では、故人への最後の贈り物として副葬品を納めることができますが、火葬炉の安全性、環境保護、収骨への影響を考慮し、厳格な規定が設けられています。許可される副葬品は、完全に燃焼し、有害物質を発生させず、火葬炉に損傷を与えないものに限定されています。
生花(許可される副葬品)
生花は故人への最後の贈り物として最も一般的で、以下の条件で許可されています。
許可される生花の種類
- 切り花:菊、カーネーション、バラ、ユリ、ガーベラ等
- 花束:小さめの花束(直径30cm以内程度)
- 花びら:散らして納める花びら
生花利用時の注意点
- 造花・プリザーブドフラワー禁止:化学処理されているため不可
- 大量の生花は制限:火葬時間に影響するため適量に留める
- 茎の太い花は避ける:燃焼しにくいため細い茎の花を選択
- 包装材の除去:セロハンやリボン等の包装材は全て除去
少量の紙類(許可される副葬品)
紙類は燃焼しやすく、故人への手紙やメッセージとして人気の副葬品です。
許可される紙類
- 手紙・メッセージカード:A4サイズ数枚程度まで
- 写真:L判サイズ10枚程度まで
- 折り紙作品:小さな折り紙作品
- 書道作品:半紙サイズ程度の作品
紙類利用時の注意点
- 厚い本・雑誌は禁止:燃焼に時間がかかるため不可
- 大量の紙類は制限:燃焼時間と灰の量を考慮して適量に
- ラミネート加工品は禁止:プラスチック加工されているため不可
- 金属部品付きは除去:ホチキス、クリップ等は事前に除去
果物1個程度(許可される副葬品)
故人が好きだった果物を1個程度であれば副葬品として納めることができます。
許可される果物
- りんご:1個程度
- みかん:1-2個程度
- バナナ:1本程度
- その他の果物:手のひらサイズ程度
果物利用時の注意点
- 大きな果物は制限:スイカ、メロン等の大型果物は不可
- 複数個は制限:燃焼時間を考慮して1個程度に留める
- 包装材の除去:ビニール袋、ネット等の包装材は除去
- 腐敗したものは不可:新鮮な状態のもののみ許可
NG:スプレー缶・ライター・乾電池・ガラス・金属・プラ・革等
絶対禁止品目とその理由
佐久平斎場では、火葬炉の安全性と環境保護の観点から、以下の品目は絶対に副葬品として納めることができません。これらの品目は火葬炉の損傷、有毒ガスの発生、収骨への悪影響を引き起こす可能性があります。
爆発・引火の危険があるもの
- スプレー缶:ヘアスプレー、殺虫剤、消臭剤等
- 理由:高温で爆発し、火葬炉を損傷させる危険性
- ライター・マッチ:使い捨てライター、オイルライター等
- 理由:燃料による爆発・異常燃焼の危険性
- 花火・爆竹:打ち上げ花火、爆竹、クラッカー等
- 理由:火薬による爆発の危険性
有害物質を含むもの
- 乾電池・充電池:単1~単5電池、ボタン電池、リチウム電池等
- 理由:水銀、カドミウム等の有害物質による環境汚染
- 蛍光灯・電球:蛍光管、LED電球、白熱電球等
- 理由:水銀等の有害物質と破片による危険性
- 化学薬品:薬品、塗料、接着剤等
- 理由:有毒ガス発生による環境・健康への影響
火葬炉損傷の原因となるもの
- ガラス製品:眼鏡、時計のガラス部分、ガラス製装飾品等
- 理由:高温で溶解し、火葬炉の耐火煉瓦を損傷
- 金属製品:指輪、ネックレス、時計、入れ歯の金属部分等
- 理由:高温でも溶けずに残り、火葬炉を損傷
- 陶磁器:茶碗、皿、花瓶等
- 理由:高温でも形状を保ち、収骨時に混入する危険性
環境負荷の大きいもの
- プラスチック製品:おもちゃ、容器、衣類の化学繊維部分等
- 理由:燃焼時に有毒ガス(ダイオキシン等)を発生
- 革製品:靴、バッグ、厚手の革衣類等
- 理由:なめし剤等の化学物質による有毒ガス発生
- ゴム製品:タイヤ、ゴム手袋、ゴム製おもちゃ等
- 理由:燃焼時の黒煙と有毒ガス発生
収骨に支障をきたすもの
- 厚手の本・アルバム:辞書、写真アルバム、雑誌の束等
- 理由:完全燃焼せず、収骨時に紙の残骸が混入
- 千羽鶴:大量の折り紙で作られた千羽鶴
- 理由:大量の紙による燃焼時間の延長と灰の増加
- ぬいぐるみ(大型):大きなぬいぐるみ、人形等
- 理由:中綿の化学繊維による有毒ガス発生
医療機器・特殊機器
- ペースメーカー:心臓ペースメーカー、除細動器等
- 理由:リチウム電池による爆発の危険性(事前除去必須)
- 人工関節:金属製の人工関節、ボルト等
- 理由:高温でも溶けない金属による火葬炉損傷
- シリコン製品:豊胸用シリコン、美容整形用シリコン等
- 理由:高温で有毒ガスを発生
判断に迷う場合の対応
副葬品について判断に迷う場合は、必ず事前に佐久平斎場(0267-88-8321)に相談してください。安全性と環境への配慮を最優先に、個別に判断いたします。
売店・喫茶・待合(使い方)
注文方法(前日16時まで・0267-66-3177)・支払(現金)・持込制限
売店・喫茶サービスの概要
佐久平斎場では、火葬中の待機時間を少しでも快適に過ごしていただけるよう、売店・喫茶サービスを提供しています。このサービスは、参列者の皆様が故人を偲びながら、心静かに時間を過ごせる環境を整えることを目的としています。
利用可能なサービス内容
売店・喫茶では以下のサービスを提供しています。
- 飲み物:コーヒー、紅茶、緑茶、ジュース類
- 軽食:おにぎり、サンドイッチ、菓子パン類
- お菓子:和菓子、洋菓子、せんべい類
- 弁当:仕出し弁当(要事前注文)
- その他:タバコ、日用品等
事前注文システム
売店・喫茶の利用には事前注文システムを採用しており、当日の混乱を避け、確実にサービスを提供するための仕組みです。
注文受付時間と連絡先
- 注文締切:利用日の前日午後4時まで
- 注文専用電話:0267-66-3177
- 受付時間:平日午前9時~午後5時
- 休業日:土日祝日、年末年始
注文時に必要な情報
電話注文時には以下の情報をお伝えください。
- 利用日時(火葬予定日時)
- 注文者氏名・連絡先
- 概算利用人数
- 希望する商品・数量
- 特別な要望(アレルギー対応等)
商品の種類と価格帯
- 飲み物:100円~300円程度
- 軽食:200円~500円程度
- 弁当:500円~1,000円程度
- お菓子:100円~500円程度
支払い方法
売店・喫茶での支払いは現金のみとなっています。クレジットカードや電子マネーは使用できないため、必要な現金を事前に準備してください。
支払いのタイミング
- 事前注文品:商品受け取り時に現金で支払い
- 当日購入品:購入時に現金で支払い
- 領収書:必要に応じて領収書を発行
持ち込み制限と規則
佐久平斎場では、施設の衛生管理と他の利用者への配慮から、外部からの飲食物持ち込みに一定の制限を設けています。
持ち込み可能なもの
- 水・お茶:ペットボトル、水筒等の飲み物
- 薬:常備薬、処方薬
- 赤ちゃん用品:ミルク、離乳食等
- 特別な事情:アレルギー対応食品等(事前相談要)
持ち込み制限品
- アルコール類:ビール、日本酒、ワイン等の酒類
- 匂いの強い食品:カレー、焼き魚等の匂いが強い食品
- 大量の飲食物:宴会用の大量の食べ物・飲み物
- 調理器具:コンロ、電子レンジ等の調理器具
待合室での飲食マナー
待合室で飲食する際は、以下のマナーを守ってください。
- 静粛性の維持:大声での会話は控える
- 清潔性の保持:食べ物のゴミは適切に処理
- 他の利用者への配慮:匂いや音に注意
- 施設の保護:テーブルや椅子を汚さないよう注意
特別な配慮事項
- 高齢者への配慮:温かい飲み物、消化の良い食品の提供
- 子供への配慮:子供向けの飲み物、お菓子の準備
- アレルギー対応:事前相談により可能な限り対応
- 宗教的配慮:宗教上の制約がある場合の個別対応
利用時の注意事項
- 注文変更:前日午後4時以降の変更は原則不可
- キャンセル:当日キャンセルでも料金が発生する場合あり
- 在庫状況:商品の在庫状況により希望に添えない場合あり
- 衛生管理:食品の安全性確保のため、適切な温度管理を実施
よくある質問(Q&A)
「骨壺サイズは?」「駐車は何台まで?」ほか
Q1: 骨壺のサイズはどのように決まりますか?
A1: 骨壺のサイズは故人の体格に応じて決定されます。佐久平斎場では、以下の標準サイズを用意しています。
- 大人用(標準):7寸(直径約21cm、高さ約25cm)
- 大人用(大型):8寸(直径約24cm、高さ約28cm)
- 子供用:5寸~6寸(体格に応じて選択)
骨壺は基本的に葬儀社が準備しますが、特別な希望がある場合は事前に相談してください。また、関西地方では部分収骨が一般的ですが、佐久市では全骨収骨が基本となっています。
Q2: 駐車場は何台まで利用できますか?
A2: 佐久平斎場の駐車場は約30台の収容が可能ですが、1組あたりの利用台数には制限があります。
- 基本制限:マイクロバス1台+自家用車6台以内を目安
- 超過時の対応:事前相談により個別対応
- 身体障害者用:専用駐車スペースを3台分確保
- 大型車両:マイクロバス等は事前連絡が必要
駐車場は無料で利用できますが、他の利用者との共用となるため、係員の指示に従って駐車してください。
Q3: 火葬時間中はどこで待機すればよいですか?
A3: 佐久平斎場には快適な待合施設が完備されています。
- 待合室:冷暖房完備の快適な待合室(無料)
- 多目的室:通夜・告別式も可能な多目的室(有料)
- 売店・喫茶:軽食・飲み物の提供(事前注文制)
- 屋外スペース:天気の良い日は屋外での待機も可能
火葬時間は約1時間45分ですので、ゆっくりと故人を偲ぶ時間としてお過ごしください。
Q4: 友引の日でも予約は可能ですか?
A4: 友引の日は佐久平斎場が休業日となるため、火葬を行うことはできません。ただし、以下の点にご注意ください。
- 通夜は可能:友引の日に通夜を行うことは可能
- 日程調整:友引をまたぐ場合は火葬日程が延期
- 安置期間延長:延期により安置期間が延長され、追加費用が発生
- 事前確認:年間の友引カレンダーで事前確認を推奨
Q5: 宗教・宗派による制限はありますか?
A5: 佐久平斎場は公営施設のため、宗教・宗派による制限はありません。
- 仏教各宗派:曹洞宗、真言宗、浄土宗等すべて対応
- 神道:神式での火葬も可能
- キリスト教:キリスト教式での火葬も可能
- 無宗教:無宗教での火葬も可能
ただし、宗教的な儀式を行う場合は、多目的室の利用をお勧めします。
Q6: 当日の服装に決まりはありますか?
A6: 火葬場での服装に厳格な決まりはありませんが、以下の点を考慮してください。
- 喪服が一般的:黒または濃紺の服装が望ましい
- 平服も可能:家族のみの場合は平服でも問題なし
- 安全性重視:火葬炉周辺では安全な靴を着用
- 季節への配慮:佐久市は標高が高いため、季節に応じた服装を
Q7: 収骨はどのように行われますか?
A7: 収骨は以下の手順で行われます。
- 冷却時間:火葬終了後、約45分間の冷却時間
- 収骨開始:係員の案内で収骨室へ移動
- 収骨方法:二人一組で箸を使い、足の骨から順に収骨
- 所要時間:収骨には約30分程度を要する
- 完了:収骨完了後、骨壺を骨箱に納めて終了
収骨は故人との最後の大切な時間ですので、心を込めて行ってください。
家族葬のつばさホール【公式】