2022.01.22 「長野県内で増えつつある樹木葬」

おくりびとからのメッセージ

武田
武田

本日は寒いですね。こういう寒い時期というのは結構亡くなる方も多いとお聞きしましたが、どんな塩梅なんですか?

篠原
篠原

仰るように、温かい所と冷えた所を移動することによるヒートショックが一番怖い時期でありますが、冬場はやはり増えると感じますね。

武田
武田

忙しい時期ですね。

さて、本日はどんなお話になりますでしょうか?

篠原
篠原

今日は、長野県内で増えつつある「樹木葬」について。

武田
武田

あぁ、増えてるよね、樹木葬って。

篠原
篠原

8年前にこちらの番組で樹木葬をご紹介させていただいたのですが。

武田
武田

もう8年になるんですか!月日が経つのは早いねぇ。

篠原
篠原

その頃は、県内で樹木葬ができる場所は2つくらいしかなかったのですが、今は10か所以上から選ぶことができるという状況になっています。

武田
武田

なるほど。

篠原
篠原

ちなみに、武田先生は樹木葬と聞いてどんなイメージが浮かびますか?

武田
武田

通常は、墓地というと石が並んでいるけど、木の下に埋葬されて、緑の中で春夏秋冬を感じられる…まぁ地面の中に入ってるんだけど。いい気分であの世でも過ごせるのではないかという気持ちはあるね。

篠原
篠原

例えば、フランスのパリでは結構都市の真ん中にお墓があって。

武田
武田

公園もあるんだ。

篠原
篠原

そうなんです。なので、子供とかが遊んでいる公園の一角で故人様が眠っているという。まさに自然と一体化しているイメージですよね。

日本で一番最初に樹木葬を始めたのは岩手県で、里山型樹木葬霊園というものがあります。そこから随分と月日が経ったのですが、現在増えている樹木葬霊園の形というのは、自然公園というよりも墓石のある霊園の一角に花壇のような霊園がある形ですね。

武田
武田

なるほど。

篠原
篠原

この増えつつある樹木葬ですが、そもそもどういう方が希望していて、選ぶときの注意点はどんなものがあるのかをご紹介していきたいと思います。

武田
武田

よろしくお願いします。

篠原
篠原

まず最初に、樹木葬の魅力とは何だろう?ということで、多くの人が「後継者を必要としない」というところに魅力を感じているようです。

武田
武田

そうなんだ。

篠原
篠原

どの樹木葬霊園でも「共同埋葬」という区画を持っていることが多いですね。

武田
武田

そうですよね。

篠原
篠原

シンボルツリーが一つあって、その周辺に埋葬するようなイメージ。管理は会社がするというような形ですね。なので、後継者の負担がないという。

二つ目の魅力は、お墓というとお掃除や草刈りがつきものなのですが、こういった管理負担がないということ。

三つ目は、石のお墓に比べると安いこと。全国的な相場でいくと、大体石のお墓は150万円前後と言われていますが、樹木葬の形式では大体70万円くらいと言われています。

武田
武田

へぇ~。

篠原
篠原

広告やチラシなどでは、比較的低い金額から樹木葬はいくらからですといったような案内をするのですが、お買い求めの平均価格というのは70万円前後ということで、それなりに掛かる感じがしますね。

武田
武田

お墓の場合150万円と仰られましたが、ご先祖のお墓があればそんなに掛からないよね?墓石はある訳だから。

篠原
篠原

仰る通りです。現在お墓を持っている方はどうするべきかということなのですが、私の個人的な考えですが、特別な事情がなければ墓じまいをしなくてもいいのではないかと思います。

武田
武田

はい。

篠原
篠原

と、いいますのも、現在でいくと中々個人でお墓を新たに造るというの土地の転用として許可が下りづらいんですよね。

武田
武田

なるほどね。

篠原
篠原

昭和23年よりも前にお墓だった場所というのは、管理費や年間利用料というのが発生しないお墓というのがありますよね。

武田
武田

ありますね。

篠原
篠原

こういったお墓は新たに求められないお墓なので…。

武田
武田

確かに。大事にした方がいいよね。

篠原
篠原

そうなんです。とっても大事にした方がよくて。

持っている以上後継者をどうするか、定期的な草取りや掃除はどうするかということがありますから、これを負担に感じるのであれば、今は代行サービスというものが沢山ありますから、現在お墓がある方というのは、特別な理由がなければそのままでいいのではないかと思っています。

武田
武田

掃除も毎月行くわけじゃなくてさ、お盆とかに掃除に行くことによってお墓の主を思い出すという、そういうプラスな面もあると思うね。

篠原
篠原

そうですね。その時期ごとに想いを馳せたりすることに意味がありますし、一般的にお盆、お彼岸、ご命日がありますから、年に4回お墓に行くものなので、この4回が行けたらいいですよね。

武田
武田

なるほど。

篠原
篠原

今の時代お墓の問題として、管理するお墓が増えすぎているという。

武田
武田

増えすぎている?ほぉ。

篠原
篠原

そもそもお墓というのは、長男以外の方は分家としてお墓をつくってこられたんですよね。

武田
武田

そうなんです。

篠原
篠原

そんな中で、バブル期とかにお墓が非常に増えて、現在は一件のお宅で2~3つのお墓をみている方がいらっしゃるんですよね。

武田
武田

あり得ますな、これは。

篠原
篠原

先ほどの特別な事情というのはこういうところに来たりしますが、例えば奥さんの実家が広島で、そこにお墓参りを4回行けるかというと…。

武田
武田

難しいよなぁ。

篠原
篠原

そんな事情で、お墓をまとめる、近くへと移動させるニーズが増えてきているなぁと思いますね。

武田
武田

移動というのは簡単にできるの?

篠原
篠原

簡単ではないですね。

武田
武田

これは中々難しいでしょう。

篠原
篠原

移動元と移動先の行政の手続きが必要だったり、移動先によっては墓じまいのように、霊園を綺麗にして出る必要があったりとか、宗教者の方に魂を鎮めるためのご法要をいただく必要があったりして、中々容易ではないのですが。

武田
武田

私は三男なので、長男のお墓には入らなくて、土地を買ったんだよ。まだ墓石はないけど。

結局後々やらないといけないのだけれど、そういう状況の方も多いだろうなぁ。

篠原
篠原

ある時期に用地というのが不足したこともありますので、用地をお持ちで考える余地がある方は、時間を掛けて考えるのがいいと思います。

武田
武田

お墓がない人は樹木葬のような形をとるか、昔のお墓をとるかという選択を迫られるわけだ。

篠原
篠原

そうですね。現在は多様な選択肢があって、従来のお墓もあれば樹木葬や海洋散骨、その他にも遺骨の加工分野がありまして。

武田
武田

篠原さんが以前紹介してくださいましたね。指輪にするとかね。

篠原
篠原

ポータブルで移動ができるというものですね。お墓というのは、そこで生まれて、暮らして、亡くなるなら問題は起きないのですが、人が離れて移動するとどうしても問題が起きるという。

武田
武田

そうですよね。

篠原
篠原

なので、移動を前提とした弔い方なども最近はありますね。

武田
武田

なるほど。

篠原
篠原

多様な選択肢があることは私はいいことだと思います。最後に一つだけ抑えておいた方がいいお話をさせていただきます。

武田
武田

何でしょうか?

篠原
篠原

現在の法律ではお墓は買いきれないもので、樹木葬も石のお墓も使用権というものを借りて使っているんですよね。

武田
武田

ほぉ。

篠原
篠原

毎年3,000~5,000円の負担で100万円前後で建てたとして、後継者がいなくなると、現在は最短一年で更地になってしまうということなんです。

武田
武田

なるほどね。

篠原
篠原

樹木葬霊園でも、最初にお支払いしたら以降はお支払いしなくていいものから、毎年管理費をお支払いするものなど、樹木葬といってもお支払いの形は様々、実に多様であったりするんですよね。

武田
武田

そこは事前にしっかり調べる必要があるね。

篠原
篠原

そうですね。事前に検討いただきたいのと、是非現地に足を運んで頂くことが大事だと思います。

武田
武田

それも大事だねぇ。

篠原
篠原

通いやすい場所にあるというのも大事ですよね。

武田
武田

つばさ公益社さんはお葬式が中心なんだけど、お墓の相談というのはかなり多いですか?

篠原
篠原

年々増えてきていて、我々は2018年から樹木葬霊園を提供しているのですが、区画が随分埋まってきて、相談も多く寄せられていると感じていますね。

武田
武田

樹木葬にしろ普通のお墓にしろ、どのような管理をどのような期間でどうなるのか、未来のために研究をして決めるということが大事ですね。

篠原
篠原

私は海洋散骨を望んでいます。

武田
武田

私はまだ決めていないですね。相談させてください(笑)

本日もお話ありがとうございました。

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